内容説明
幕末の開国、明治政府の近代化と文明開化、日清日露戦争と大正政変、太平洋戦争、高度経済成長からバブル経済、イラク戦争と日本まで、世界史の動きから100のトピックで近現代史の流れとその本質を解き明かす!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
32
大東亜共栄圏のモットーを基にアジアを侵略したのでなく、英蘭仏領の植民地となっていたアジア諸国の解放が目的。韓国も日清戦争により独立を勝ち得、蹂躙されていた東南アジア諸国の資源を確保し、日本の繁栄とそれに続くアジアの繁栄を狙っていたが阻止されたのが大東亜戦争。それが分かる。しかし詳細が端折られ、面白みがなく、読みづらく、わかりづらく教科書的な内容。2019/01/05
たかぴ
27
学生時代日本史の授業で近現代史を習った記憶がほとんど無い。おそらく3学年の最後で受験勉強で授業をまともに聞いていなかったからだと思う。今に繋がる重要な箇所にも関わらず。こうして大づかみではあるが故に近現代史を学ぶことが出来ました。そして近現代史であっても解釈によって事実が変わってしまう。パールハーバーでの宣言前の攻撃は当時は卑怯ではない。日本本土の空爆での一般人への無差別攻撃(原爆投下も)は戦争でのルール違反であったことは正しく知らないといけない。ありがとうございました。2021/05/27
すきま風
11
自分が好きな幕末や興味があって色々な本を読んでいた戦時中の頃を含め、幕末から平成の911同時多発テロまで図解とコンパクトな解説でまとめた本。教科書もこれくらい端的にポイントを絞って書いてくれていたら、当時から歴史を好きになっていたかもしれない。自分が興味ある単元も含めて駆け足で紹介されるので物足りなさもあるが、江戸から平成までの歴史を辿るという意味では、これくらいが丁度いいかも。天皇にスポットをあてたコラムも興味深い。2020/11/19
kim
5
教科書を文庫にしたような本であった。一度は習ったことがあるはずだが、すっかり忘れており、説明に使っている言葉の意味がそもそも理解できないという状態である。小難しく表現された本書に苛立ちを感じると共に、自身の語彙力のなさに情けなくなった。2016/10/24
イカカイガカ
5
日本の近現代史の基礎的な流れを学ぶのにとても良い。まさに教科書としてちょうど良い一冊で、今後も確認が必要なときなどに重宝しそう。各章の最後には天皇、皇室についてのコラムがあったり、ほかの日本史の教科書にもこういった視点があってほしいと思うところ多数である。2014/09/20