内容説明
品川沖に突然海坊主が現れたという。続けて仙台堀では河童も出た。若き蘭学者岩永淳庵は辰巳芸者の豆吉とともに、騒動を解決すべく推理をめぐらせるが、そこには驚きの真相が隠されていた……表題作ほか、江戸の町で起きた難事件、怪事件を当時の最新科学知識・蘭学を駆使して謎を解き、さらに江戸の外まで冒険の旅に繰り出す痛快時代ミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
29
感想を読んで気になった作品、初読みの作家さん。面白かったぁ♪3人+お頭さまのキャラもイイです。シリーズ化して欲しいです。2016/02/02
酔拳2
26
平谷美樹先生の本を読むのは2冊目だけど、面白いな。全然知らない作家さんだったけど好きになりました。江戸時代の探偵もの。主人公が職のない蘭学者。相方の辰巳芸者、豆吉宅に居候。事件を持ってくる相棒役は火盗改の瀬川又右衛門。鬼火やら海坊主やら、すわ妖怪か、と思われる事件から、黄金探しなど、いわゆる時代物の事件でなく、少年探偵団的な。キャラが立ってて、相関設定がしっかりしてるから、面白くないわけがない。先生の他の本も読んでみよう。2025/08/14
ううち
25
タイトルに惹かれてとりあえず1巻を購入。蘭学の知識を元に謎解きをしてくというストーリー。蘭学者が主人公ということで安楽椅子系を想像していましたが、なんだかんだでサッと出掛ける行動力があるので、出先の背景も楽しめました。淳庵さんは充電期間なのかな?豆吉姐さんとの距離感がなんだか不思議で割と好み。続きは機会があれば読んでみようかと思います。2016/01/07
onasu
21
田沼意次が権勢を誇っていた頃、深川の辰巳芸者豆吉の家に岩永淳庵という若い蘭学者が居候していた。解体新書が発行され、蘭学者も増えてきた頃合い、中には悪事に手を染める者もおり、それを追う火盗改の同心瀬川が聞き込みに現れて、それに淳庵も興味を示すと度々訪れるようになり、豆吉共々探索に加わるように。 元は旗本の娘だという豆吉の剣の腕や三人の掛け合いもさることながら、読ませどころは蘭学(化学)を用いた事件とその解明で、末尾では蘭学者といえばの人も登場。続編(一冊)も探してこよう。 巻頭の江戸地図が大助かり。2020/01/16
Norico
18
蘭学者の岩永淳庵の謎解きより、辰巳芸者の豆吉姐さんのかっこよさが際立つ。元旗本のお家にいたせいで武芸もかなり強いし。悪人蘭学者の正体は淳庵の推理通りなのか?次巻も読んでみよう。2020/12/18
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