内容説明
クセ者ぞろいの補講仲間と力を合わせ、精霊歌士になるための難関を乗り越えてきたメロウ。自分の心を奪った天才・エイディに並び立つはずが、精霊歌士の最終試験を審査するのは、メロウを捨てた母、女王その人で!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
23
腹黒ボンクラなエイディは最後までメロウしか見てなかった。信頼出来る仲間がいるって幸せだね。終盤のラヴィが取った行動に泣いて、ラストのデュエットで歌う所にぐっときました。2巻のあとがきでも次が山場って書いてあったけど、まさか本当にこの巻で完結するとは思わなかった。欲を言えばもう少し続きを書いてほしかった。まだ精霊歌士になって卒業もしてないのに。ちょっと最後らへんが急ぎ足に感じた。今回もカラーイラストが素敵でした。あとがきのメロウに「お兄様」って呼ばれたくて、そわそわしているヴェルクの姿見てみたかったな。2018/07/26
こばこ
16
「私はこういうのが読みたくて少女小説読んでるんだよ」が実感できた一冊。(個人的に共感できるところが多々あるので、色目はあるだろうとは思います。)メロウを見てると、何かが浄化されるような気持ちになります。エイディもいいキャラでかっこ良くてときめきます。スッキリ&ときめき。そうだよ、これだよと一人で大興奮でした。本当に三巻で終わってしまうのが残念です。エイディ方面、細々としたサブキャラ方面を見ると、せめて最終巻は前後巻にして欲しかったと悔やまれます。なんにしろ、次回作も正座して待ちます。2014/09/25
ぐっち
15
最終巻。精霊歌士試験にいどむ3人。女王が厳しいな…あれと似ているんならメロウも実は腹黒いのかも?3巻でまとまってて、いい最終巻でした。あとがきを読んでいたらそんな続巻も読みたくなったけど、んん魔王?作者さんの魔王物はこの前に読んだから大丈夫。疲れた年末に癒しなシリーズでした。2020/12/27
ゆり
15
口絵の仲良し四人組がもう本当に可愛らしかった。色々ぎゅっとつまっていて最後までとても楽しく読めました。自分の至らないところを真正面から突き立てられてそこから根性で立ち直って努力し続けるメロウがやっぱりいいヒロインだな。エイディとメロウのふたりの関係性がとても良いです。そこにラヴィの突込みとミミのぼけぼけフォロー?が入るのがなおのこと良い(笑)。脇役キャラも皆いい仕事してくれました。エイディはあれでありとあらゆることに頭が回るしけっこう強引だなあ。ふふふ。ときめきました。リーリの恋の行方とか読みたかった!2014/09/28
サラ
14
もっと続いてほしかった!でも全三巻で綺麗にまとまっている。新人さんとしては文句なしの力量では。作者さんが最後まで悔いなく楽しんでいるのが好印象。新作楽しみにしてます!あとでもっと詳しい感想に書き直そう...。2014/12/09