一迅社文庫 吸血鬼に彼女役を頼んだ結果→とんでもないことになりました

著者名：すえばしけん【著】/ＬＥＮＡ［Ａー７］【イラスト】

一迅社（2015/11発売）

• ISBN：9784758047630

内容説明

異世界に続くゲートが開いたことにより、異種族と人間が共存する現代日本。何故かやたらと女性（人外限定）にモテる体質のため、トラブルに巻き込まれがちな俺・真城大河は、ひょんなことから、行き倒れていた密入界者で吸血鬼の美少女・リーゼロッテを助けることになる。彼女をかくまう代わりに、形だけの恋人になってもらうことで女難を避けようと、偽の彼女役をお願いすることにしたのだが、それがさらなるトラブルの引き金に――!?モンスター娘にモテモテ!?　人外ハーレムラブコメ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[藤崎]

誤解されやすい目つきで魔力ポ体質な主人公と吸血鬼等人外ヒロイン色々揃えて、タイトルからして何とかこう、ポップでライトでキャッチーにしようとした苦心の跡がうかがえるお話。でもどうせいつも通りお前の精神性が一番人外だよみたいな感じでひどいことになるんだろうなぁと思っていたら、今回は本当に全員割と普通で逆に驚いた（こら）。なので、一般受けする方向のマイルドさを獲得しているのと同時に、正直尖った特徴がなくなってる印象だったりも。全体的には流石の安定感で読みやすい仕上がりではあるのですが、少々物足りない読後感でした

2015/10/22

[KUWAGATA]

ベテラン作家らしい、手堅くまとめた良作。異世界からやって来た吸血鬼のリーゼロッテを偽装彼女にすることで巻き起こるハプニングを面白おかしく描いているのかと思いきや、よく考えたらそういう作風の作家ではありませんでしたね。テンプレな展開にテンプレなオチではあるものの、キャラ一人一人の立ち位置が明快に描かれ、印象に残る作品に仕上がっていました。続きが出てもいいようなラストになっていますが、個人的にはこれで終わらせておいた方がいいかも。あと、絵が非常に良かったですね。他の作品でも描いてる人なのかな…。

2016/07/09

[かんなみ]

舞台設定やキャラクターは著者の過去作品「ひきこもりの彼女は神なのです。」に似た感じ。少女枠は鳳龍院かな。良くも悪くも内容は「ひき神」よりもさらにライトでコミカルになったという印象でした。終盤の例のシーンで「ズキュウウウン！」という擬音が脳裏に…(笑)。ハルトマンの思惑が最後まではっきりしないままでもやもやしたところが不満点。次巻はあるかどうか謎ですが、出たら読みます。

2015/11/07

[佐治駿河]

積読本の消化です。十年くらい前に出版されたラノベですね。この頃までは、異世界転生（転移）を主人公がする訳でなく、異世界からヒロインを含めた色々な者達がやってくる設定が多いですね。今考えると、異世界からのこちらの世界に来た者達はかなり早い段階でこちらの生活に慣れて順応しているなと改めて思いますね。どこか懐かしさを感じつつ読みました。

2024/02/12

[ジョン・ドゥ]

お前が言うならそうなんだ！とハーレム要員全員納得して、あくまで彼女役なので特に恋愛イベントも無く…あれ？別にとんでもないこと何もないんだけど。ToLOVEるがあったとしても、それは自分から巻き込まれるか元々あった事で、イラストが可愛いのとタイトルでドタバタコメディー想像してたけど…なんか思ってたのと違うかな…

2016/04/26