内容説明
1.びっくり! 新宿の工事現場から縄文人の骨が出た。もしかして殺人事件!?2.市谷加賀町2丁目遺跡の発掘でわかったこと、12号人骨のふしぎって、なんだ?3.調査のバトンは研究者に託された! 東京都新宿区と、国立科学博物館と、東京大学総合研究博物館の共同大作戦。初公開の「複顔」同時進行ルポもおもしろいぞ。4.東京で、日本で、縄文時代、人間はこんなふうに暮らしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
83
児童書のようで大きな字にルビが振ってあります。それでも十分に大人でも楽しめる1冊です。古代のロマンに憧れる私も満足です。新宿の住宅の地下から縄文時代中期から後期の縄文人たちが暮らしたムラのあとが発掘されました。ほぼ全身の保存状態の良い人骨がなぜそのまま残ったのか?と言う謎や、復顔していく様子など興味深いものがあります。縄文時代は自然の恵の食べ物も豊富な時代で争いも少なかったので1万年以上も続いています。イケメンな縄文人。まんま弥生人の風貌の私には眩しすぎる〜(笑)2019/08/08
Aya Murakami
63
図書館本。 建設現場から人骨。昔読んだ推理短編で古代人の骨が出てくる遺跡で現代人の骨が…、とか松本清張の鴉(?)という作品で床下に死体を埋めて…とか色々連想しますが骨の形状から縄文人と断定されました(そんなこともわかるのですね呼ばれた警察さんはヒヤッとしたでしょうね)。 イルカの骨の装飾品をつけた縄文人のリーダーらしき人物。なんだか英雄たちの選択に出てきた貝輪の話を思い出しました。あこがれの的はコメやオオツタノハだけではなかったようです。縄文的物欲はミャクミャクと続く。2024/08/03
かいと
27
骨を調べただけで生きていた年代や食べていたものがわかるのがすごいと思いました。発掘で出てきたものとかで昔のことを知っていくのが楽しそうだと思った。2016/02/08
やま
7
工事現場から発見された人の骨。それは残っているはずのない縄文人の骨でした。その謎を様々な科学的な方法で解明していきます。ちょっと難しい内容ですが、わかりやすく書かれています。調べる方法や、解き明かされる事実には驚かされました。2014/09/26
きょん
5
江戸東京博物館縄文の展覧会にぴったりの本。展示されていた縄文人頭部(人骨からの復顔)の手順。市ヶ谷から発掘された10体余りの縄文人の人骨から分かったこと など。 同じ時期、同じ場所の人骨でも 魚を沢山食べていた人、まったく食べていなくて肉など山のものを食べていた人がいた、とか。2021/12/07
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