ちくま新書<br> やくざ映画とその時代

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ちくま新書
やくざ映画とその時代

  • ISBN:9784480057501

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内容説明

義理と人情の世界に生きるアウトローたちの姿を描いて、日本人の情感を揺さぶりつづけたやくざ映画。時代の証言や豊富なエピソードを交えつつ、その黄金時代から終焉に至るまでの興亡の軌跡をたどり、魅力の源泉に迫る。作品ガイドと俳優プロフィールを併載し、映画の楽しみ方・面白度も紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クマケン

1
やくざ映画史を理解しようと思い流し読み。やくざ映画の世代ではないため、あの作品が〜や、あの俳優が〜と言われても殆ど分からない。全体的にまとまっていない印象ではあるが、著者のやくざ映画愛は本物であり、後半の著者による作品や俳優紹介などは参考になるだろう。任侠映画の構成は時代劇を踏襲した勧善懲悪型であり、体制と対峙する義理や人情を持つやくざという構図は、学生運動期の日本人に深く刺さった。しかし時代のトレンドの変化と呼応するように、やくざ映画はマンネリ化して人気の終焉に至った。その過程を作品とともに解説。2023/01/14

Y.C.STUPID

0
やくざ映画の入門書としては、細かくて有難い本なのではないか。そもそも任侠映画紹介の本って少ないですよね。2013/11/26

hikarunoir

0
駆け足の概観書ながら、東映、大映はもとより、寅さんから日活ニューアクションまでカテゴリーに含めているのはありがたい。2012/12/28

ディプロドクス

0
ジョン・ウーから日本のやくざ映画に興味をもってお勉強を。やくざ映画をちゃんとみてるのは団塊から上の世代だろう。これからみてみようという自分のようなものには巻末の映画紹介が親切。2011/09/23

DVDrYAKUZA

0
商業映画って言うのは時代に合わせる、反映するって言うのが常で、ボンド映画がその時代や世界情勢を臆面も無く取り入れる様に、やくざ/任侠映画もしかり。特に日本国内でのみ通用するもんだったんだけど。兎に角このほんでもってざっとだけど所々深い全盛期のやくざ映画に関しての情報が得られる。因にこの本を読んだきっかけは、The Yakuza Movie Book: A Guide to Japanese Gangster Films (M. Schilling, Stone Briodge Press, Berke2009/06/21

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