内容説明
「……ぼ、ボクは……ボクは男だああああああーーーーーーッッッッ!!」 六道六天の魂の叫び。たとえその姿が、大きな瞳にサラサラの長い髪、啄みたくなる唇に、ぎゅっと抱きしめたいような小柄で愛くるしい少女――だったとしても――だ。一人に一つだけ発現する『魔法』。幼くして大きな魔力を発し死にかけた六天は、力を『封印』することで九死に一生を得た。しかし、その代償でなんと体が女の子になってしまったのだった! 元に戻るには解除魔法を施して貰わねばならないが、それを叶えるにも様々な問題が待ち受けていて――。彼が仕える天堂家のお嬢様巴や、彼を「ロリ子」と可愛がる王城鈴鹿らと供に、苦難に立ち向かう!? 第6回GA文庫大賞奨励賞受賞作。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
友和
9
とらのあなで購入。主人公がちょっと腹黒く、敵の女の子が残念な子。主人公を慕う後輩がいい子で、おまけのショートストーリーがよかった。2014/07/24
空箱零士
8
★★★☆ 世界観は面白い。死という概念が「魔法死(魔法でなら殺せるけどすぐ復活する)」だけになり、世界が二つの陣営に分かれてゲーム的戦争を行っているというもの。ただ主人公のTS設定が上手く機能してないのと、全体的に過剰表現が目立つのはマイナス。必要以上に魔王上げ欲望上げをやり過ぎて鼻につく。話の作りはシンプルなので問題なく楽しめる内容になっているが、もっと文章もシンプルに出来ない? というのが率直なところ。世界観は魅力的なだけにTSの上手くいってなさが目につき、内容とテンションが噛み合ってないのも惜しい。2015/12/07
Hail2U
6
TSモノと聞いて、お気に入りさんが回避したのに特攻。結果は……ドガァン!「だめだこりゃ!」。つまるところ地雷ですね。擬音の程度でわかるように軽めですが。えーと、まず一人称と三人称の箇所を作ってしまっているのに分割がはっきりしなくてわかりにくい。キャラが微妙。主人公の目的がブレててる。戦闘にカタルシスがないなど。良いと断言できるところがなかったです。戦闘の台詞回しもイマイチかつテンプレ気味でガッカリ。3/10点 TSする意味合いが薄い。それならバトルじゃなくコメディーでよかった。次はいらない。2014/07/14
ギンレイ
5
【魔王への道】 女体化モノのドタバタラブコメ。 厳しいかな。 超駆け足で説明終了となるけど、コレ系にまともな説明を求めてもしょうがないのでそういうものなんだろうと思って読むしかないですね。 ただちょっと終始ドタバタしすぎて落ち着かない感じもするかな。 行き当たりばったりで書いているので色々なところで『ちょっとおかしくない?』となるかもしれない 評価は ★★★★★☆☆☆☆☆ 5個星です!!2014/11/25
pomota
3
いわゆるTSバトル小説。主人公の外見が非常に可愛らしくて良かったです。小柄で黒髪、敬語キャラがツボでした。まあ性別はあれだけども(笑)もう少し主人公のバトルが読みたかったですね。2015/02/12