内容説明
ヘレン・ケラーが生涯憧れていた江戸の大学者から、各国の模範となっている潜水艦艦長、北京市民に神として敬慕された駐在武官、アジアの飢餓を根絶した農学者、朝鮮半島を近代化させた財界人、世界を驚かせた大冒険者、さらにはパソコンのCPUや光ファイバーの発明者まで、日本にはこんなにすごい人がいっぱい! 今なお世界に感動を与え尊敬されている、知られざる日本人の実像に迫る!
目次
第1章 世界が憧れ続ける日本人(ヘレン・ケラーが人生の目標とした江戸時代の国学者 北京市民に神として敬慕された駐在武官 ほか)
第2章 他国の発展に命をかけた日本人(支那革命に命を賭けた日本の志士たち 中国に近代軍を創設した日本陸士出身の軍人たち ほか)
第3章 技術で世界を幸福にした日本人(「毒水蛮雨の島」台湾に上下水道を整備した日本人 1930年に世界第3位のダムを建設した技術者 ほか)
第4章 前人未到の冒険を成し遂げた日本人(ユーラシア大陸1万4000キロを単独走破した情報将校 秘境・チベットに潜入を試みた若い求道僧たち ほか)
第5章 世界の文化に貢献した日本人(西洋の数学を凌駕していた和算愛好家たちの頭脳 400年ぶりに韓国にハングルを復活させた日本人たち ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mari
14
再読。やっぱり教育だ、と思う。自分のことより、人のために、という精神は道徳教育のたまもの。教育勅語を復活させるべきだと思う。2014/08/22
つるりんこ
2
世界には尊敬されてる日本人が沢山いたという事実、日本人に知られていない日本人、同じ日本人として誇りに思えました。どこかの新聞や、隣国に反日という捻じ曲げられた部分だけ伝えられ、真実は包み隠されてしまってる事に非常に残念に思えます。2014/08/05
めっかち
1
教科書には出てこない偉人伝。著者の知識量に圧倒される。日本人として嬉しい反面、今の日本人は果たして「絶賛」されるだろうかと自問してしまった。失われた二十年、基礎研究費の削減と日本企業の没落……。
キャシー
1
私の知らない日本人がたくさん出てきました。読んでみて、ちょっと不思議に思ったのが、何で国のためにやったのに反日にいってしまうのか…それは日本の統治下にあったため?でも結局は統治下にあった国の為にもなっているんだよね、この本を読むと。しかも当時の日本人の人達、現地の人達とかなり馴染んでるし。でも、こうゆう日本人が私達の先祖にいたんだってことがわかって、誇りに思います。2014/09/17
Tomomi Yazaki
0
B級 日本の賢人(?)が、関わった外国人から如何に尊敬されているかを史実に基づいているであろう内容で記されている。尊敬され、褒められ、如何に日本が素晴らしい国であったかが記されているので悪い気はしないが、本当のことなのだろうか、と心の中の天邪鬼が呟く。 最近、頓にこういった日本の素晴らしさを紹介する書籍やテレビ番組が増えてきている。クールジャパン然り、日本食の無形文化遺産然り・・・ 日本の駄目なところを指摘されることがあまりないが、これでいいのだろうか。 一抹の不安を覚える、今日この頃である・・・2015/01/17