内容説明
〈想刻器〉と呼ばれる、死者の怨念が宿ったモノが引き起こす事件が多発する世界――曰く、それは壁の中から現れる。曰く、それは空を飛ぶ。曰く、それは炎でさえも生み出す――。ある特務機関に所属する少年、史賀雪眞は〈想刻器〉に対し大切な家族を奪われた過去がゆえ並々ならぬ激しい憎しみを抱いていた。やがてある事件の中で少女、祈璃を救う。眩しい笑顔の彼女との出会いは、雪眞の心の闇に差し込む光となるのか――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1_k
5
前シリーズよりはるかにマシで、ちゃんとしたラノベになっていることに感激した。しかし、中身の品質はかなり低い。設定の底も浅ければ説明も足りず、キャラの魅力も無いに等しい。0から1への飛躍が出来たので、次は1から10に成長することを期待したい。2014/07/15
登良
1
悪くない。地雷というほど悪くない凡作。設定は悪くないけど読んで楽しいと思わなかったし次巻はいらん。2014/07/13
真白優樹
1
死者の思いが固まったものに恨みを抱く少年が、ヒト型のものによって徐々に変わっていくお話(多分あってると思う)。 ・・・主人公君が最初は暴走して憎しみに駆られているも、少女とのかかわりによって徐々に変わっていくのがとても面白い。この二人に幸せがありますように・・・次巻も早く読みたい、そんな作品。2014/07/05