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内容説明
「驚く」「感心する」「かわいそう」「気の毒」など、普段使っている言葉の中から気分や感情をあらわすものを厳選。その言葉のおおもとの意味や使い方、差異を徹底的に分析し、解説した画期的な日本語入門。
目次
あいにく―折りあしく
あえて―強いて ことさら
あくまで―どこまでも・とことんまで・徹頭徹尾
あながち―必ずしも 一概に まんざら
あやしい―疑わしい
いっそ―むしろ
うらむ―うらみ にくむ・にくい・にくらしい
うらやましい―ねたましい
うるさい―やかましい 騒がしい・騒々しい
うれしい〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
canacona
25
これは面白いのだけど、読むのに時間がかかりました。今回図書館から借りましたが、手元において必要に応じて読み返したい本です。普段何気なく使っている言葉だけど、似たような言葉でも微妙にニュアンスが違ったりして、自分はちゃんと使ってるだろうかと振り返りつつ読みました(そして多分使えてない(^o^;)2021/08/24
RASCAL
14
役に立つ本ではありますが、電子書籍で読んだこともあって、普通に読書するのには少し時間がかかりました。やはり辞書として必要な時に使うのが良いのだろう。せめて紙の本にすれば良かった。2019/02/13
イノベーター
11
『あることばは似たことばと連なっており、しかしそれぞれが「別のことば」として生き残っている以上、使う人たちが意識的にせよ無意識的にせよ、役割や意味に違いがあることを知って使いわけているからです。』・・・だから日本語を大切にしたい。2015/06/24
クナコ
9
初読。個人的に辞書と年表は2大睡眠薬だと思っているので、読了にいささか苦労した。外国人に日本語を教えていた日本語学者がたった一人で編んだという基礎日本語辞典。その中より「気持ちや気分・感情を表す言葉」をピックアップして気軽に楽しめるようにした本、とのこと。日本人として自然と使い分けている数々の言葉についての考察がかなり深く、緻密に解説されている。言葉は常に変化しているので、出版当初より意味や意図が若干ずれたり広がったりしている言葉もちらほらあるが、どれも根幹の意味からくる派生であるとわかる。2023/08/15
黒澤ペンギン
5
ひとまず一周。 つくづくは心からみたいなニュアンスだと思っていたからちょっと違っていたのか。今だと「つくづく眺め入る」とか「つくづくと聞き入る」とか使われなくなりつつある。 それにしても辞書を一人で著するなんてとんでもない方だな。2021/11/07