内容説明
両親を事故で失い、田舎の一軒家で独り暮らしをすることになった高校生・海波大地。人との関わりを避けるように暮らしてきた彼だったが、その周囲には騒がしくも優しい「つくも神」たちが集まってきて――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
54
両親を事故で失って、田舎の一軒家で独り暮らしをすることになった高校生・大地の、つくも神たちと過ごす日々。つくも神が見えるのは両親譲りの力で、そんな共同生活に戸惑いながらも、それを徐々に受け入れていくことで、両親の死によって失いかけていた人との関わりや、ものを大切に思う気持ちを取り戻していく、不思議で優しい世界観のお話でした。実体化しているつくも神の少女リリィの願いに大地がどうやって応えていくか、そしてつくも神たちが見える冴華さんもこれからより関わってくるのかな。次巻があったらまた読んでみたいと思いました。2014/06/19
た〜
52
登場人物が揃って可愛い。話の内容は悪くないけれど、伏線が回収しきれていないような。あとがきによると次回作は別の話しらしいけれど、これはこの後続くのかな?2014/06/24
いーたん
46
よくあるような話でした。一巻完結だそうで、お財布に優しい話でもありました。とはいえ、大地とリリィや秋津、珠風、他のつくも神たち、同級生との物語をもう少し読みたかったな。と思う。2014/08/30
hirune
41
つくも神ものだけど、ちょっと楽しい要素が足りなくて私好みではなかったな😅じめっとした物語に感じてしまう…主人公の大地は子どもの頃に両親を亡くして叔父の家に身を寄せてたけど、特殊な力を持っている関係でうまくいかなくて苦労してきたんだから仕方ないですけどね。。もう少し明るさがほしい〜☆2020/09/13
Yobata
31
両親を事故で亡くし叔父の家に引き取られるもよく無意識に物を無くため敬遠され、高校に上がると同時に一人暮らしをすることになった海波大地。両親が過ごしていた家に住むことになった大地だが、その家には謎の少女がいた。さらに喋るしゃもじに動き出す掛軸の少女と…?付喪神と過ごしながら物を大事にする物語。物に愛着を持つと消えていってしまうため、大事なものを作らない,執着を持たないように心を閉ざしながら成長してきた大地だが、絵描きの父親と童話作家の母親が出会うきっかになったノートの少女リリィと出会い、両親との思い出,→2014/10/06