内容説明
「ちょ……何すかあんたたち?」 セルジュ=ホークウッド、誘拐される! 犯人はかつてユークを裏切ったトレイダ帝国元側近、ゲイン姉妹! セルジュを取り戻すべく、ユーク・コンスタンス・シャン・カシィ、ばらばらなパーティが遂に団結!? 「「「「ユークは私たちのモノ!!」」」」 目指すは囚われ先の氷刃山脈だ!! 迎え撃つは荒れ狂う二体の魔超獣、疑惑を呼ぶユークの母・ソフィ、そして全てを裏で操る――「黒幕」。様々な因果と思惑が集う北の大地で仲間たちの最終決戦が幕を開ける! 小金井ゴルと鍋島テツヒロが贈る、残念系パーティファンタジー第3弾。 「絶対、皆で帰ってくるんだから。セルジュと一緒にね」 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
12
ユークを裏切って追放した二人組がセルジュの前に現れ、シャンとの抵抗も虚しくセルジュは誘拐される。二人組は現在テリアックを攻撃してきているトレイド帝国の者で、戦争勃発寸前の一触即発の最前線に連れ去られる。ユーク達,さらにはリノ達もセルジュを奪還しようと団結⁈そこにはなんと二体の魔超獣,そして全ての黒幕がおり…。ボッチモンハン物語最終巻。ついにユークの生まれ故郷トレイドへ。前巻からヒューゴパーティのメンバーとも絡み始めてセルジュを始めシャンもコンスタンスもほぼほぼ残念ボッチではなくなってたけど、ユークは→2014/06/12
サキイカスルメ
4
最終巻ということで、ギチギチに詰め込みましたな感が。女の子とエッチなことをすることで強力な力を使えるセルジュと、わがまま残念お姫様ユークと愉快な仲間たちのお話3巻。セルジュが攫われて、ヒロインたちが助けに行く展開はこのお話らしかったかな、と。その分、前半はセルジュの影が大変薄く感じましたが……ユークの方がメインでしたね。セルジュの愛の告白シーンはよかったです。語り部が途中から物語に出てきたので、その間語ってたのは誰なのかしらー?というのが気になりました。つっこんじゃダメなとこかな。2014/06/25
藤崎
2
キワモノぼっちたちの寄せ集め道中、3巻にして完結。少々詰め込み気味・・・というか、正直もう3巻分くらい分量欲しかったレベルの展開過積載状態でしたが、おおよそ回収して終わった感じ。そして割と尖ったメタ展開。ただ、語り手を小物化させちゃってるので終盤の説教描写に違和感が・・・その辺「もう1人の語り手」とか何かフォローあると嬉しかったかも。後あとがき、リノのキマシ後日談を却下とかどんな判断ですかと。むしろ四角関係でアレコレこじれる日常話を出してくれませんかと。ともあれ、最終的には結構綺麗にまとまってたと思います2014/06/18
400YEN<ふぉー>
0
もうちょっと巻数続くと思っていたら、まさかの三巻で完結! 個人的には5巻ぐらいまで行くかと思っていたんですが(魔超獣一匹につき一冊、最後にもう一冊ぐらい)三巻目は凄い駆け足で話が進んでいきます。 最後はThe・お約束の流れではなく軽くひねってあったりととても面白かったです。 駆け足じゃなくじっくり書いてみたのを読んで見たかった!2016/06/28
ryu1829
0
1巻はヒロインのユークがいけ好かないなと、あまり好きになれなかったけども、巻数を追うごとに面白くなったなと。でも、それの結論は慣れなのかなと。1巻目ではユークだけでなく、他の人物もキャラが良く分からなかった。何か属性だけをぺたって貼って終わりみたいな。けれども、巻を追うごとに各々のエピソードが加わって板についたみたいな感じ?最終的に出てきたキャラはみんな好きになれましたとさ。ちなみに、一押しはコンスタンスさん。最初はこいつもうぜーって思ってたけども、いつものあのくだりが非常に癖になってしまったw2014/07/01