内容説明
来世紀小説の方向を示す超絶の問題作品! 初対面のはずの少女を見て女は思った。(私はこの子がもうじき死ぬのを知っている)と。そのまま女は意識を失い、救急病棟に運び込まれた。女は何を知っている? 迫真の上巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
319
逆算すると、YMOの『BGM』や『テクノデリック』は発表されたばかりのはずなのに、作中人物の感想や、地の文での表現を読むと、発表からしばらく経って評価が定まったアルバムにしか思えないのと、なんかの雑誌からまんま引用したようなレビューが恥ずかしかったこと、そして下巻では、細野晴臣の『S-F-X』に触れる記述があるはずで、そっちのアルバムは1984年発表だから、年代の計算が合わなくないか?と、あまり本筋に関係ないYMO絡みで混乱したのを覚えている。この作者の場合は特に、ミスなのか伏線なのか判断がつかない。2018/07/26
みっちゃん
84
おお!ここに来て前作の【記憶の果て】の熱帯魚のゲームの渡辺君の「あのこと」と浅倉幸恵の明かされないままの「告白」が繋がった!そして「安藤裕子」って!?この展開、現実の事なの?もう頭の中は(?_?)だらけなんだけど。下巻で何か、どんでん返しが待っているのだろうか。2015/07/14
ソラ
40
長い間読みたいと思っていたけれど絶版で、今回ようやく読めた。まだ途中だけれども、謎は深まるばかりと言ったところ。2014/08/19
Junichi Yamaguchi
25
『吸血鬼』… シリーズ2作目。 タイムトラベル系なのかな⁈ この夢と現実の果てを感じに。 下巻へ。。2019/07/10
緋莢
12
『記憶の果て』に続く、安藤直樹シリーズの2冊目。文庫本には書かれていますが、ノベルスの方には書かれておらず 刊行当時は、あらすじに惹かれなかった事もあり、スルーしてしまい、1冊目→3冊目→2冊目と読んで、うわっ、こんな話だったの!?と驚いた記憶があります。なので、このシリーズに関しては絶対に1冊目から読むべきだと、今回の再読で思いました。<私はこの子を救う為にここにいるんだ。私はこの子を救う為に生まれてきたんだ。>(続く2020/09/09




