バンチコミックス ドン・キホーテ 憂い顔の騎士 その愛 2巻（完）

著者名：河田雄志【原作】/行徒【作画】/セルバンテス【原案】

新潮社（2014/11発売）

• ISBN：9784107717450

内容説明

夢見がちでへたれなおじさん、ドン・キホーテとおもり役の少年従者、サンチョの冒険は意外にも順調に進んでいき、ついには“憂い顔の騎士”としてその噂はスペイン中に広まることに…そんな二人の前に超美形の好敵手“鏡の騎士”が現れた!!　決闘を申し込まれ意気込むドン・キホーテだが、気になる勝負の行方は!?　そしてドン・キホーテの冒険の本当の目的が明らかに――!!　世界中で聖書の次に読まれているあの名作を完全超訳した怒涛の第2巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[黒猫]

セルバンテスのドン・キホーテは読んだ事がまだありませんが、この漫画のドン・キホーテはなかなか泣ける本でした。騎士道物語にあこがれてサンチョと旅に出たドン・キホーテことアロンソ。世間がせせら笑っても、我が道をゆく。ただの変わり者かと言われればそうではない理由がアロンソにはあった。ところどころに、いい意味でくだらないギャグがあり笑えた。大人だからこそ、自分に真面目に生きるんだと分かった。回りの目なんて気にしちゃダメだ！サンチョも良い子だ！

2017/01/10

[niz001]

なんて事や、いい話だとっ！まさかこのコンビにちょっと感動させられるとは（笑）。

2014/05/09

[何事にも全力で]

ギャグ漫画かと思いきやまさかの･･･。2巻で完結なのでぜひ多くの人に読んでもらいたい。1巻読んで、続いて2巻。読んだあとに再び1巻読んだら全然違う読後感。お得です。

2014/05/26

[のぎり]

新しい時代を前に立ち尽くしているおじさん像が現代に合ってて、すんなり物語に共感できた。威勢だけはいい小心者おじさんとツッコミ苦労人サンチョの掛け合いは面白い。「大の大人があんなに切なさを帯びちゃってるじゃないか！」で吹いた。ずっとギャグテイストで行くのかと思いきや…。特にラストコマに泣きそうになった。一生をエンターテイナーとして貫く初老の背中は、たとえ白馬に乗ってなくても輝いててカッコイイ。

2014/11/09

[なみキミ]

終盤はシリアスなお話なのか。アロンソは根っこは強いんだね。

2014/11/15