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内容説明
八世紀末の成立から千二百年。紫式部、藤原定家、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の万葉集は、どのようなものだったのか。その読み方に現われる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。
目次
第1章 『万葉集』を「読む」ということ
第2章 『万葉集』を読んでいた紀貫之―平安時代前期における『万葉集』
第3章 紫式部と複数の『万葉集』―平安時代中期における『万葉集』
第4章 藤原定家の“古代”―平安時代後期における『万葉集』
第5章 「道理」によって『万葉集』を解読した仙覚―中世における『万葉集』
第6章 賀茂真淵の“批評”―江戸時代における『万葉集』
第7章 佐佐木信綱による「校本」と「評釈」―近代における『万葉集』
第8章 『万葉集』の未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はちめ
7
再読。万葉集が編纂されて以降千年以上にわたって多くの日本人が万葉集の魅力に取り付かれ、あの膨大な漢字の羅列を書き写し解釈を試みてきた。その歴史の恩恵を現在は受けていることになる。意外なのは、作品の読み方や解釈は常に更新されてきたわけだが、作品の批評というものが積極的に行われるのは江戸時代以降だということだ。作品の感想を述べたり批評したりする行為は我々にとって普通の行為だが、案外近代的な精神活動であり、万葉集の時代の心を探ろうとする際には注意すべき感覚かもしれない。万葉集理解には必読の1冊です。☆☆☆☆☆2020/03/30
はちめ
4
同じ著者の『万葉集 隠された歴史のメッセージ』と共に何度か読み返すと、そのたびに発見がある。記憶力が悪いせいでもあるが。2022/07/30
takao
2
ふむ2024/12/28
しのぶ
2
なんとなーく『古事記』とか『万葉集』とかをきちんと勉強しなおしたいなぁという気分が募っているところだったので、出たばかりのこちらを読んでみました。が、やっぱり同じ著者の前著『万葉集 隠された歴史のメッセージ』を先に読むべきだったかも、などと思ったり。とりあえず、『万葉集』の読まれ方の遍歴をさっくりなぞることができたのは有意義でした。2014/09/02
gorgeanalogue
1
とても面白かった。緻密に練られていて、しかも素人にも読みやすい。諸説の直後に文献名が直接に示されているのもありがたい。和歌史としても読める。最後の結論は不要だったのではないかとも思うけど。やや残念な誤植発見。製版→整版2017/07/05




