内容説明
本書は、微分・積分の本質を読者に知ってもらうため、図やグラフを駆使し、難解かつ面倒な式変形の意味を徹底的に説明していきます。本質に触れる体験は、人に今まで味わったことのない感動をもたらします。難しいことをやさしく面白く説くことで定評のある著者が案内役となり、高校数学の最高峰の頂に読者をいざないます。そこには登った人のみ目にできる景色と感動があります! 「高校の数学のテストではそこそこ点は取れたが今はさっぱり」という人にこそ読んでほしい一冊。
目次
第1部 微分の巻
01 まずは「関数とグラフ」のイロハから
02 変化を捉える第一歩――平均変化率
03 「等差」数列の和、「等比」数列の和
04 遙か彼方を見よ――数列の極限
05 「分母にゼロ」を攻略――関数の極限
06 「微分係数」は接線の傾きのこと
07 物理への応用(1):瞬間の速度 ほか
第2部 積分の巻
20 積分とは?――微積分の基本定理
21 不定積分と定積分の公式を導く
22 積分のテクニック――置換積分
23 定積分の応用(1):面積を求める
24 定積分の応用(2):体積を求める ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
25
近年、天気予報の精度は上がってきているが、二週間以上先の予報は未だになかなか当たらない。天気予報をするには流体力学の知識も必要だ。流体力学の基本となるのが、ナビエストークスの方程式と呼ばれる微分方程式で、これは解けない方程式なのだそうだ。そもそもこの方程式を解く一般解が存在するのかも見つかっていない。流体の挙動を表すナビエストークスの方程式が解ければ、一年後でも10年後でも未来永劫、100%の精度で予測が出来る。 それは叶わないため、別の情報を使って、この方程式の近似値を求めるのです。2019/11/03
たか
8
かなり丁寧にわかりやすく解説されてますが数IIレベルの微積を完全に忘れていたならちょっとキツいかも.2016/07/04
_apojun_
3
図書館本。一応、高校はそこそこの進学校で理系選択をしていたので微分・積分は学んだけど、あくまで受験勉強としてひたすら公式を暗記しただけ。 微分は接点の傾きというのも知識としては知ってるけど、それが何を意味するのかもわかってなかった。 最近、統計の勉強をしていたときもやたらと微分・積分が出てくるのでちゃんと理解したいな、と思ってました。 で、この本ですがそのような思いのある人にはお勧め。とにかく微分と積分しか出てこないので、しっかり学びたい人にはうってつけ。数式の変換もしつこいくらいにしてくれています。2023/10/06
obje
3
★★★★☆ 非常に分かりやすく書かれており良かった。数式の丸暗記ではなく概念から理解出来るので、公式も覚えやすくなるのでは無いかと思う。受験生の頃に会いたかった本。2017/11/08
嵐 千里
2
これ以上の懇切丁寧な解法の説明はないだろう!2023/08/15
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