エロゲー文化研究概論

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784881818299
  • NDC分類 797.9
  • Cコード C1036

内容説明

国産エロゲー誕生からおよそ30年。1980年代、8ビット機パソコンから幕を開けたエロゲーの歴史と名作たちを当時の世相や時事問題をまじえながら解説する。黎明期、あの有名ゲームメーカーが作っていたエロゲーの内容とは?8ビット機、16ビット機、Windowsといったパソコンの進化がエロゲーに与えた影響は?現在に至るエロゲー30年の軌跡を振り返る。

目次

エロゲー誕生前夜―「遊び+エロ」と「エロい遊び」
一九八〇年~一九八四年―エロゲー黎明期:一九八〇年代前半
一九八五年~一九八九年―巨頭らのうぶ声:一九八〇年代後半
一九九〇年~一九九四年―嵐の中で輝いて:一九九〇年代前半
一九九五年~一九九九年―エロゲー新世代:一九九〇年代後半
二〇〇〇年~二〇〇四年―爛熟するエロゲー、そして…:二〇〇〇年代前半
二〇〇五年~二〇〇九年―それでもなお、エロゲーは…:二〇〇〇年代後半
二〇一〇年~二〇一二年―エロゲーのかたち:二〇一〇~現在

著者等紹介

宮本直毅[ミヤモトナオキ]
「みやも」のペンネームで活躍しているフリーライター、ブロガー。アニメやマンガなど二次元メディア全般について執筆し、アダルトゲーム関連を主分野とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梟をめぐる読書

11
巻末索引が載せられておらず、本文中でも基本的なデータの欠落(対応機種やレーティング情報など)が見られるなど荒削りな点もあるが、それでもこの情報量はかなりのもの。エロゲーのそもそもの興りに始まり、80年代ロリコンブームとの関連、テキスト型AVG主流化への流れ、はたまた規制を巡る状況の変遷など、これまで腑に落ちなかった部分をすっきり整理することができた。ただ「文化研究」を謳うだけに、本来〝後追い〟世代の初学者へと開かれて書かれるべきところを結局は著者の〝同世代語り〟に閉じてしまっており、そこは気になった。2013/02/01

7
エロゲー30年(刊行当時の時点で)の歩みをざっくり読み解く、タイトル通りのエロゲー史概説書であります。エロゲーすなわち18禁アダルトゲームを軸に据えつつ、家庭用一般ゲーム・アニメ・漫画といった周辺ジャンルに同時代の風俗や時事、行政の規制などもからめて展開されるエロゲー四方山話。これが思いの外に面白い! 1980~1990年代風俗のガイドブックとしても役立つのでは。面白かったのは表現規制との戦い。残念だったのは参考画像の掲載が限られていること。この国の文化はどこへ向かっているのでしょうか……!? 星5つ。2017/09/14

富士さん

4
こういうジャンルは偉そうなだけの講釈垂れやブツブツ自論をつぶやくヤツは多いけど、まとまった形にして批判に晒せる人はなかなかいないものです。ジャンルの始まりから流れに沿って記述してあるだけでも、後から調べようとするときとても助かるので、それだけでも偉業だと思います。ワタシとしては、ドット絵でヌイていた先人たちの存在を確認できたことと、エロアニメをはじめとするアニメ業界との関係をエロゲー史の中で位置づけさせてもらったことが重要でした。定説のまだない分野ですから、どんどん書き加えられていくべき本です。2013/03/07

4
★★★★☆ 今までにありそうでなかったエロゲの歴史30年を振り返るフローチャート的意欲作 文体も読みやすく、公的な情報だけでなく筆者の好みやプレイ当時の感想などもクスリとできてグッドです。まぁ情報はそこまで深くないですがとはいえ良書です2013/02/26

shinn♪

4
読み物として読みやすく面白い作品でした。思った程コアな情報等は書いていませんでしたが、「あー、そんな事もあったなあ」としみじみと懐かしめるような本です。エロゲータイトルの解説だけでなく、エロゲーをとりまく周辺事情やクリエイターにも深く言及しており古参のエロゲー好きなら楽しめると思います。そうでない人も過去の事情がよくわかると思います2013/02/09

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