消えた少女 吉祥寺探偵物語 : 1

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消えた少女 吉祥寺探偵物語 : 1

  • 著者名:五十嵐貴久【著】
  • 価格 ¥561(本体¥510)
  • 双葉社(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575516654

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内容説明

おれ、川庄、38歳、バツイチ、息子あり。コンビニのバイトと家事を終え、夜な夜なバーに出かける日々。ある日、オカマバーのママ、京子ちゃんからある女性を紹介された。1年前、この吉祥寺で小学1年生の少女がいなくなってちょっとした騒ぎになったが、その母親だった。母親から娘を捜してくれと頼まれるおれ。美人に弱いおれはつい引き受けてしまうが、いったいどうすればよいのか…。著者初の文庫書き下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

303
怒涛の一気読み。五十嵐さんの文章て、なぜにこんなに読みやすいんだろ。主人公の、コンビニ勤務/シングルファーザー/素人探偵さんのユルさとイケメンぽさが魅力。ツイッターが事件解決の一端を担ったところなんて、同じくツイッターを活用してらっしゃる五十嵐さんならでは。ただし読後感は...まぁ読んでみてください。2017/08/10

モルク

98
コンビニでアルバイトをするバツイチ11才の息子のいる川庄。1年前に行方不明となった少女を探すようにオカマの京子ちゃんから依頼される。吉祥寺の住宅街にある大きな一軒家に住む親子3人に何があったのか。次第に深みにはまる川庄。息子を一人きりで家に残し夜な夜な出かけたりバイトに穴を開けたり、警察が捜査状況を教えたり、川庄の思い込みの単独行動などあれっと思うことはいろいろあるがそれでも次第にのめり込んでしまうところはさすがに五十嵐作品。オカマの京子ちゃんや息子健人のキャラが際立っていて好感がもてる。2024/04/16

まこみん

88
姫川シリーズを読み進める中、こちらを借りてみた。猫の捜索が成功した後、失踪した女の子の捜索を頼まれる川庄。離婚され、銀行勤めを辞めてコンビニでバイトしながら一人息子を育てている中での探偵生活は、度々息子に皺寄せがくる。主人公が素人の探偵なので、警察との絡みでは刑事から情報を聞き出し彼らを出し抜き、自由に行動して大活躍なのだけど、どうしても以前から読んでいるシリーズの警察のイメージが頭にあって、話に同調出来なかった。犯人もやっぱり、という感じ。読むタイミングが良くなかったのかな。2017/10/02

セウテス

86
【吉祥寺探偵物語】シリーズ第1弾。東京で一番通いなれた街の物語なので、背景や街の描写に特別な感情がわく。コンビニで副店長の肩書きのバイトをする、バツイチ小学生の父親川庄が主人公。彼は友人に頼まれた猫の捜索を、彼独特の観察眼や思考力で見事やり遂げた事から、行方不明の少女探しを頼まれる。探偵でも警察でもない立場の捜索なのだが、彼のアンテナの感度は素晴らしい。ごくごく僅かな情報から、彼独自の推理を広げていく過程は興味深い。ミステリとしては大層解りやすく、犯人当てより色んな所で人の考え方が違うなと叫びたくなった。2020/07/09

Rin

71
順番を間違えて読み始めてしまったので、急いでシリーズ1番目に。なるほど、こうやって探偵はスタートしたのか。個人的には最初に読んだ「盗まれた視線」のほうがユーモアたっぷりで楽しく読めた。でも、まずは登場人物の把握も含めての1作目。小さな事件から、子どもとの関係性。子どもとのやりとりは、なかなかに面白くて次作も楽しみ。そして問題の消えた少女の犯人は、やっぱりだけど、途中で惑わされそうになったりもしたけど、やっぱり読みやすいシリーズでした。ゆっくりと追いかけていきたいと思います。2018/03/28

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