内容説明
本所深川へやって来て一年。風魔一族の跡取り・風太郎も、下っ引きの仕事が板についてきた。お互い憎からず思う綾乃という娘もいる。そんなある日、風魔の抜け忍がなじみの飯屋で働き始めたのを知る。近ごろ江戸を騒がせる数々の事件は、奴の仕業なのか? 忍術を封印した風太郎におそろしい罠が迫る――。いくつもの恋が咲き、時に散る、心に沁みる江戸人情捕物帖。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一五
9
忍者 風魔の話なのに、表紙の男性が髷じゃないのが 腹立つ。なんかもひとつ、やっぱり高橋さん合わないな2021/11/08
うぇい
7
『つばめ屋仙次』の世界から続いている作品なのかな。漫画的な時代小説でした。自分はもう少し現実的な江戸時代の時代小説を読みたい気分だったんだけど。2023/09/30
だいゆー
5
恋の花が咲き、実を結ぶ者もあり、時としてつぼみで散る者あり…2014/04/16
bookshelf_yt07
4
友風子さんの柔らかいタッチの表紙から想像できないほど、風魔一族の掟の強さ、闇の中に生きる人間の強さを感じた。『つばめや仙次』を先に読めばより楽しめたかなとも思ったが、単体でも読める。 『もののけ、ぞろり』等とはテイストが異なる。2023/08/25
YUNA♡
2
時代小説はあまり読まないほうだったので、ちょっと新鮮な感じでした。時代を感じる背景の作品もいいものですね!『水蓮の恋』では火丸が……なんだか、忍びって、かっこよくも、切ないです。