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内容説明
市立菊原小学校の会議室で夜な夜なおこなわれている話し合い。そこに集うのは「テケテケ」「トイレの花子さん」「プールの幽霊」「人体模型」「ガイコツ模型」「ヒキコさん」「二宮金次郎像」。これは時代の変化に翻弄され影が薄くなってしまった彼らによる、儚くも健気な生存戦略の物語である――!! エロス! タナトス! ナンセンス! 「学校の七不思議」はせちがらい現代日本を生き延びられるのか? 流行らないとすぐに死んじゃう新感覚サバイバルギャグ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
29
七不思議じゃ無くなったw撤去とか現代社会を反映してていいねw2016/10/20
眠る山猫屋
16
学校の七不思議たちが、現代情報化社会に立ち向かう、そんなストーリーではないんだな、やっぱり。子供の頃は、学校より外に怖いものがあった気もするが、これはこれで楽しい。画力を自在にブレさせてゆく作者さん、巧みです。やさぐれた感じの花子さんが可愛い。2017/07/17
袖崎いたる
11
つまり、かつて<伝言・伝聞ゲーム>をしてた子どもも大人になった、ということなのだと思う。この作品に登場するような「怪談」(この呼称ないしは概念も面白い。出会うものとしての「妖怪」や「憑物」などではなく、語られるものとして存在しているものの表現なのだ)を、おそらくこの作品を読む読者はまず、いわば食材としての「トイレの花子さん」や「赤マント」などの怪談に、郷愁の念を萌し、それら食材が如何に調理されるかを味読するのだろう。愉快なことに、今や読者はかつての<恐怖=興奮>を<欲情=興奮>の相で消費しようとしている。2016/02/16
naji
11
学校の七不思議も今じゃ通じないのかもしれないなぁ…、とてもコメディ描写(下ネタも)多く面白かった!!2014/10/19
D4C
6
怪談とはタイトルにあるものの、完全にギャグマンガ(笑 エロ大好きなてけてけ、煙草を吸い不良まっしぐらな花子さん、裸を見られて興奮するロリコン変態野郎の人体模型など、個性の塊ばっかで、それだけでも面白いのに、展開する物語も下ネタ全開で、面白い♪ 個人的には、イケメンエロ大魔神のてけてけが大好きだ(笑2017/06/04