内容説明
九十九衆の急襲を受けた暁月達は敵機関甲冑を退けることはできた。しかし、その騒動の最中に沙霧が攫われてしまう。そう、敵の目的は豊聡の姫君である彼女を旗頭にした豊聡再興だったのだ! 江波での一連の事件が繋がっていると確信した詩織は、暁月の監視を福嶋家に任せ、手がかりを追い沖合いの離島に向かうのだが……そこに待ち受けるのは豊総の亡霊が生んだ巨大機関甲冑〈冥皇〉だった! 鋼の機関と導術が織り成すハイブリッド戦国記、第2巻登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
17
今回は後編という事で前回からの伏線を綺麗に回収しつつ今後へと繋げていく伏線を更に張ったりとここら辺の安定感は流石。石田光成に豊臣の秘密兵器と結構な大物を出してきたのにあっさりと勝つ辺りは少し残念だけどまだ序章なんだから仕方がないのかな。売れる要素皆無の設定なのにこれだけの作品に仕上げたのは作者の実力あってこそですね。ここまで来ると変に読者に媚びたりせず最後までこの雰囲気を護ってほしいな。次巻も期待。2014/03/31
1_k
15
和風に書いたところで、徹底的に榊節榊作品なんだよなあ。石田みっちーとか大物を持ってきた割には、序盤の小物中ボス臭が凄まじい。上下巻でまだまだ続くにしても話は一段落して、ストーリーの方向性が見えてきた。あとがきはさすがの榊先生。非常によくわかった上で、さじ加減、センスの優れたものを平然と出してくる。只者ではない。2014/03/31
朝夜
11
読了。イイハナシダナー(マテ 伏線回収など色々ありましたが全体的に薄い感じでした。前編後編に分けた意味って…… 挿し絵がほぼロボだったのは笑えましたが俺達の冒険はこれからだぜエンドには苦笑2014/03/31
まるぼろ
10
今巻は豊聡の血を引く紗霧編その1完結、そんな内容です。豊聡家再興・・・と言うより徳河家への妄執を九十九衆に付け込まれた石田光成率いる豊聡残党が執った策とは・・・と言うお話。今巻も雰囲気はチャイカと同じ感じは受けますが、読んでいけばやはり細かい部分で大分チャイカとは差別化が図られているな・・・とは感じられました。そうでなくともこっちは平たく言えばロボットアクションですしね・・・w でもまあ暁月にしろ沙織にしろ背負った運命が重すぎる為に大分シリアスでしたが少しはそれが解消されて次巻以降どうなるか、楽しみです。2014/05/23
ホシナーたかはし
10
すげー!美女のイラストが少なめ、ほとんどロボ絵ってwwwいっそすがすがしいですね。詩織がシャイニングシリーズのサクヤと微妙にデザインが違うところも良いです。2014/04/03