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内容説明
浮利を追うな。企業努力で価格を下げ、お客様の「支持率」を獲得せよ。
かつて高級品だった傘は、今や500円がスタンダード。
その“革命”を起こした「ウォーターフロント」は、従業員30人強の小さな傘メーカー。
「良いものを安く」「お客様に喜ばれる商品を」。寝ても覚めても、頭の中は傘のこと。
夢は「折り畳まない折り畳み傘」。浮利を追わず、あくせく生き、いつか「人類を傘から解放する」――
― 晴れの日でも売れる傘 ―
「シェア17%」の秘密/「いい傘を500円で」/小売店とともに/晴れの日に傘を売る
― 傘の「黒澤プロダクション」 ―
工場あってのメーカー/プロ集団としての会社/「良品薄利」の経営
― 唯一の才能、それが「傘づくり」 ―
終わらない改良/究極の傘をめざして/もっと新しい驚きを
― 傘のことだけを考えて生きる ―
仕事に浪漫を! / 生涯、一所懸命
目次
晴れの日でも売れる傘(「シェア17%」の秘密 「いい傘を500円で」 小売店とともに 晴れの日に傘を売る)
傘の黒澤プロダクション(工場あってのメーカー プロ集団としての会社 「良品薄利」の経営)
唯一の才能、それが「傘づくり」(終わらない改良 究極の傘をめざして もっと新しい驚きを)
傘のことだけ考えて生きる(仕事に浪漫を! 生涯、一所懸命)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ☆
16
water front、これが出た時、衝撃だった。長傘、折り畳み傘500円、1000円って!ビニール傘の市場を喰っていっただろうな。本の内容はピンとこなかったけど、4月にオープンした自由が丘の大型傘専門店も行ってみたい。2014/06/12
静電気質
5
著者は、下手すれば鼻で笑われてしまいそうな真心とか誠意とかを、建前ではなく、原点としてしっかり捉えられていて、そこが羨ましく思いました。▽真心とか誠意とか何よりも大切だと思うけど、鼻では笑われちゃいそうだな、笑われたら嫌だな、と思って、私は口にできないと思います。▽著者は傘で成功しましたが、その前に鍼灸院や靴販売店、飲食店でも成功します。偶然でそんなに何度も成功できないでしょう。その原点が真心とか誠意とかなら、嬉しいし、心強い気持ちになります。▽ビジネス書としての目新しさはありませんが読んで良かったです。2014/06/03
夜郎自大
4
創業者が自分のことしか書いてない。典型的なワンマン経営企業の体を醸し出している。傘のアイディアは自分しか出さない(恐らく誰のアイディアも聞くに値しないとの強い思い込み)、あたりを読むにつれこの経営者の器でしか会社は大きくならないだろうと想像する。自分の力量を大きく超えていくような人材を抱え込めるかどうかはまさしく経営者の器量。こういう人に限って能力が高い人を妬んだりするんだろうなと邪推してしまう。2020/06/21
芸術家くーまん843
3
「water front」かつてないほど細くて薄くてコンパクトな500円傘。傘市場のシェア日本一(17%)年間販売数1870万本を誇るシューズセレクション代表取締役社長の著者による経営書。元々自由が丘で大繁盛のスイーツ店「花時計」を経営、傘ビジネスはやりたかったビジネスだそう。晴れの日でも買いたくなる豊富なカラーバリエーション、お土産用、ご当地傘と用途を次々に開拓していくアイデア。次々課題が浮かんできてはそれを解決。その過程でお客様を満足させ利益を得さらに再投資。まるで著者の作った傘のような味のある一冊。2014/03/29
Kentaro
2
ダイジェスト版からの要約 傘の年間販売数は、約1億1100万本(2013年)。日本の人口に近い本数が、「毎年」買われていることになります。僕の傘はその17%ですから、だいたい1870万本。「いずれ人類を傘から解放する」という大きな野望もあります。朝出かけるとき、人が天気予報を見て、「今日は雨が降らないか」をチェックしなくて良いような傘をめざしているのです。雨が降るかどうかをいちいち気にしない、「万年筆くらいの大きさ」で、しまうときは手で畳まなくても自然に元の形になる「折り畳まない折り畳み傘」が、目標です。2018/04/30