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内容説明
王貞治が川上哲治から学び、金田正一から教えられ、イチローに驚かされたこととは。梨田昌孝、西山秀二、高橋慶彦、得津高宏、高橋善正、荒川博、黒江透修、高田繁、広岡達朗、関根潤三ら、球界で一時代を築き上げてきた名手たちが、彼らだからこそ知りえる世界を明かす。(講談社現代新書)
目次
序章 メジャーリーグと日本野球
第1章 王貞治かく語りき
第2章 極意の証言
第3章 投手という世界
第4章 V9巨人とその遺産
第5章 達人たちの視点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
20
阿部慎之助のリードは王道すぎて自分はあまり好きではなかったら、この本でも何人か言及していてやっぱりと思った。阿部慎之助の凄みはキャッチャーであのバッティングを出来ること!広島の西山もキャッチャーで3割打てばリードのことなんてコーチは言ってこないと言っていた。名キャッチャーと言われる古田、城島、矢野、里崎みんなバッティングも良かった。2018/10/06
ちくわん
14
2014年3月の本。2008年7月から2014年4月にPR誌に連載されたものをまとめた。渋い人だらけ。400勝投手、金田が毎日鍋を食べるエピソードに感激。名コーチ(中には迷コーチ)が語る言葉は、思わず笑ってしまうものもある。やはり勝負師は、どこか、いい意味で違う。データの裏付けとか、日常にも役立つ教えがある。大切なことは、自分で考えること、手首を使うこと。2019/06/22
たくのみ
13
伝説のヒーローから、いぶし銀の守備が光る名選手まで。 野球という文化が、いかに我々に根付いてきたのか実感。 メジャーリーグで日本人が怪我をしてしまう背景、 王貞治が荒川道場で学んだ、真剣で「上からたたき斬る」極意。 有田と梨田の間のポジション争いの絶妙なやり取り、 広島で西山がいわれた「お前の気持ちと逆のサイン」を出せ、 投手育成術、V9の真実、川上哲治論… おっさんの野球魂に火をつける一冊でした。2014/06/10
Kaz
10
いわゆる「超一流」だけにスポットを当てていないのがいい。西山、得津、髙橋善正など、通な人選が魅力です。2015/09/05
おくりゆう
10
インタビュー形式でプロ野球の名人と呼ばれる職人、プロフェッショナルの技や裏側、エピソードに迫る、という本でインタビューの面子の(概ね)目新しさもあって興味深い内容が盛りだくさんでした。2014/04/27