ハヤカワ文庫<br> 猫弾きのオルオラネ

個数:

ハヤカワ文庫
猫弾きのオルオラネ

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2021年10月26日 15時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150305482
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ぼくが初めてオルオラネ爺さんに会ったのは、初雪が降ったある冬の晩のことだった。酒の好きな三匹の猫を連れ、もしゃもしゃっとした髪も、長いあごひげもまっ白なその老人は、猫たちを楽器のようにつま弾き、美しい妙なる調べで、人々の心を魅了してゆく―不思議な老人と猫をめぐる物語を抒情感豊かに描きあげ、夢枕獏の原点とも称される、ロマンチック・ファンタジイ全七篇を収録する『オルオラネ・シリーズ』完全版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆいまある

73
Twitterでこれは経費での青木祐子さんがお勧めしてた本。夢枕獏の初期の短編集。キマイラシリーズのイメージが強いが、なんと元は集英社コバルト。こういうのも書く人だったのか。ちゃんと闇もあり、エロチックさも、ホラーもあるのだが、梨木香歩の家守奇譚を思い出す世界観。酔っ払った猫を弾くという不思議なお爺さんに偶然出会った男性の不思議なファンタジー。山や植物の描写が見事に美しく、ああ、こんな世の中でも綺麗なものはあるのだなと思った。特に最初の数篇が良くて、ずーっと読んでいたい綺麗な夢みたいな話。2021/01/29

おかむー

56
2016年発行の「完全版」は読メでの登録がないのでこちらで感想。夢枕獏が1979年に一冊の本として発行したデビュー短編集に後に発表された数編を加えたもの。『よくできました』。どこか宮沢賢治感を漂わせる童話というよりはファンタジーというか、もう少しオトナな幻想といえばいいのか位置づけが難しいけれど、不思議な“猫弾き”のオルオラネ爺さんを軸としてひとびとのやるせなさ鬱屈した心の澱を題材にした短編集。草木や山などの自然の表現にに限らず、ほのかに幻想的な情景描写にデビュー当時からの夢枕獏“らしさ”が見えて嬉しい。2019/09/15

ワッピー

35
「妖怪大談義」から派生。コバルト文庫の新刊のころからタイトルは気になっていたものの、ようやく読了。なるほど、これが夢枕獏の原点かと納得。清浄な山の気配、都会の猥雑な雰囲気、クリスマスの奇跡の出会い。アルコール大好きなイルイネド、マレット、ショフレンの3匹の猫を自由自在に奏でるオルオラネじいさんは仙人の風格がありながら俗にも身を浸し、神出鬼没。フリーセッションの盛り上がりは、当時のジャズ隆興の熱気ですね。今野敏の奏者水滸伝シリーズを連想しました。一見、ファンタジー風ですが、実は情念に根ざした妖怪小説かな。2021/06/05

18
最後の給料を受け取った楽団員の前に、失恋自棄酒でろでろに酔っ払った山岳ガイドの前に、思い人を失った売れない写真家の前に、いちめんのなのはなの前に、雑誌漁りのほろ酔い探偵団の前に、横恋慕された浪人生の前に、不思議な老人は現れ、爪弾かるる猫は妙なる音楽を響かせる。とっても好きな話。特に「そして夢雪蝶は光のなか」が好き。どの話にも切なく温かい光があって、読後、ほっと肩の力が抜ける。映像的な描写が美しく、まるで詩を読んでいるかのようだった。舞台は現実の日本のはずなのに、どこか別の国の、異世界を思わせる。2018/05/10

風花

15
とても不思議なオルオラネ爺さんと、お酒に目がない3匹の猫(イルイネド、マレット、ショフレン)は、心に黒いものを抱える人の前に現れて、心の澱をはき出させてくれる。さてその方法とは? まず最初は、失業したてのチェロ弾きの青年との素敵な出会いと別れのお話。迫力のセッションシーンは、まるで目の前で観ているようにワクワクと楽しくなってきて、思わず笑みがこぼれます。そのほか、夢雪蝶の話や虫めずる姫君にちなんだお話など、全部で7編の短編集。あとがきには続編の可能性はもうないとあり、残念です。2017/04/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/496473

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。