内容説明
お人好しそうな青年が「白羽一座」という幟を立てた大八車を引いて村の峠に向かう。かたわらを歩くのは着流し浪人姿の若い女。大八車の上には、鳥追い姿の色香あふれる女と居眠中の おかっぱ髪の女の子。一見、旅芸人一座風だが、その奇妙ないでたちはいかにも怪しげ。それもそのはず、彼らは心と体に人間と妖怪を併せもち、人間と妖怪が幸せに暮らすために戦う〈妖 かし守り〉――妖怪と人が共存していた時は過ぎ、不可侵を守る両者の暮らしで時に起こる両者の諍いを解決するた組織されたのが「千槍組」だ。 海比呂藩で跋扈する天人修羅畜生餓鬼地獄、〈六道〉妖怪たち、悪を懲ら しめる戦いが、今始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
4
最初は設定がよくわからず…な状態でしたが、途中からは納得。ネタばらしをされてからは、すんなりと話にはいる事が出来ました!! 白羽一座の個性的な面々の絡みも好きだな~。 どうやら、旅は続いていくみたいだし、他の一座も気になるところ。続編、出ないのかなぁ…?2014/05/24
あさかわ
3
早い段階で「あれっ?」と思いましたが、半分くらい読んだところで確信いたしました。これは妖魔夜行です。お馴染みの人たちもちらほら出演しています。初めてのラノベでないレーベルとのことでしたが、中身はやはり安定の友野節…妖怪とチャンバラと戦隊モノ臭。山田風太郎的なものを期待して買った人がショックを受けないか少し心配ですが、ラノベから脱却してみたい人にはお勧めしたいです。続編を希望。2014/03/28
木冬
2
旅の一座の裏の顔は、妖怪と人間の間を取り持つこと。男前で強いお姉さんと、色っぽいお姉さんと、可愛らしい少女の三人組に飄々とした男が一人。一冊で納めてしまうには勿体ないほどキャラがそれぞれ作りこんであるし、ストーリーも単なる人情物ではなく個人的にはとても面白楽しく読めました。三人と一人の過去や正体は明らかにされているものの、今に至るまでの経緯などもっと詳しく掘り下げた内容を読みたいので続編がでないかなと期待。今作に登場するキャラが、別作にも登場しているようなので機会があれば読んでみたい。読み切りは勿体ない。2014/05/03
nyapoona
1
ロリ・お姉さん・ボーイッシュの三人の美女が怪事件に挑む妖怪もの時代小説ラノベ。レーベルは時代小説文庫であるが、本当にラノベとしか言いようのない作品。とにかく妖怪が可愛い。メインの美女三人よりも、マスコット的存在のアマメハギや輪入道の赤ん坊がかわいかった。同作者の『クレイとフィン』シリーズにも通じるところがあるのでクレフィンが好きな女子中高生もどうぞ。2014/03/23
ちゃんみー
0
ゲーム好きの友人に紹介してもらいました☆作者の友野詳さんはテーブルトークなどのアナログゲームのデザイナーさんでもあるそうです。読書には久しく遠ざかっていたわたしにも爽快に楽しめた妖怪時代劇です☆続刊を読むのも楽しみです(o゚▽゚)o2014/10/28
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