内容説明
英語が使えない人の理由は2つ。
「やり方が間違っている、効率が悪い」⇒“学習法”の問題
「学習にかける時間が不足している」⇒“動機づけ(モチベーション)”の問題
第二言語習得という学問分野が生まれて以来50年の研究成果から、外国語を身につけるには、科学的事実にもとづいたメカニズムがあることがわかってきています。その理論に沿って勉強すれば、やみくもに勉強するよりも、ずっと早く効果的に語学を身につけることができるのです。
本書では、第二言語習得を「日本人が英語を学ぶケース」に落とし込み、どのような姿勢で、どんな方法を使って勉強したらいいのか、第二言語習得研究の第一人者である、白井恭弘氏が解説します。
2つの要因のいずれもがうまく作用する「正しい」道を開けるよう、本書をぜひ参考にしてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tacacuro
1
秘訣は大量のインプット(聞くこと)と少量のアウトプット(話すこと)。著者自身の体験に基づく英語学習のポイントは「現状に満足せず、常に向上心を持つ。人間は怠け者なので、やる気がでるような環境に自分をおき、具体的な目標を持つ。そして、その環境で最大の努力をし、さらに自分を伸ばせるような環境があれば、次へ移る。動機さえはっきりしていれば、いくらでもやり直しがきくが、その際のリスクは計算しておくべき」2018/10/01
hidepon
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大量のインプットと少量のアウトプット。語学学習のモチベーションアップにいい本。科学的にのキャッチフレーズには少しだけ違和感があるけど。2016/05/03
たちばな
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SLA(第二言語習得論)の観点から科学的に正しい学習法について著者の経験も絡めて紹介している。理論の解説は削り、学習者がどのようなことを心がけたらいいのか、具体的にどのような学習をすればいいのかに絞って解説しているので、一般読者向けだと思った。SLAは発展途上の学問であるため、ある学習法が正しいとはっきりと言い切れない部分が多くあるが、それでも単なる経験談よりも科学的にある程度証明されている学習法がしれたのはよかった。2019/08/27
ushikubou
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大量のインプットと少量のアウトプット。私自身の経験からも、妥当な内容だと思う。2019/03/21
Daichi Kaneko
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☆32018/05/13