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内容説明
メールやSNSの普及などもあり、タメ口と過剰敬語の二極化が進み、きちんとした言葉遣いができる人が少なくなっています。気づかないうちに使っている、あなたのその口ぐせ、「基本的に~」「逆に言うと~」「なのでえ」「かもですねえ」「ムリです~」「~という形になります」……。取引先や上司・同僚だけでなく、誰もが不快に思っています。そんな「バカ丸出しの話し方」をしている人は、人から軽く見られます。フリーアナウンサーの著者がラジオやテレビ、講演などで経験・見聞きしたバカだと思われる実例を多数紹介しながら、どうすれば、軽い人ではなく軽やかな人と見られるようになれるのか。「軽く見られない」話し方のコツをまとめた社会人必読の1冊!
目次
第1章 「自分は何者なのか?」を知れば、軽く見られない(軽く見られる人、見られない人の違いは「リハーサル?」 リハーサルもしないで、ひたすら緊張するバカ ほか)
第2章 「軽く見られる」人の振る舞いと口のきき方(スマホをぬいぐるみ代わりにする若者 「いいね!」をほしがる人は軽く見られる ほか)
第3章 考えないバカ・職場編(職場でも「よろしくお願い」するバカ 「~と思います」バカ ほか)
第4章 考えないバカ・日常生活編(「自分の娘に“泡姫”と名付ける」バカ 「指ワイパー使いのスマホ中毒」バカ ほか)
第5章 軽く見られる人、卒業の技(「ら抜き言葉」をやめろ 「逃げ表現」をやめろ―「かも好き」の増加 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
58
そうしない方が良いだろうということはわかったが、こうしたら良いだろうということはよくわからなかった。だから、そうだそうだと思いながら読んでいるうちに終わってしまった。2015/09/22
Kentaro
19
大物はしっかりリハーサルをし、隅々まで気を遣い、感動を与えてくれるそうだ。例えば美空ひばりさんはその典型で、あんなに大物になっても、舞台の隅々までどころか客席までチェックし、お客様に最高の舞台をお届けしようと練習を重ねたそうです。 大舞台を前に必要な準備とリハーサルしておくことが成功に導いてくれます。 軽い相づち、本当ですかのおうむ返ししかできない。一度の会話で何でも盛り込みすぎて何を言っているのか分からない。そんな事例も反面教師として自問自答するといいかなと感じました。2018/10/29
Prince of Scotch
18
著者は「軽くみられる」話し方を“バカ”と断じているけど、自分もそのバカと思われる物言いを多用しているものが少なくないなぁ💦 たとえば、“~と思います”や“基本的に”“させていただく”などだ。“~と考えるのは私だけでしょうか”や“ある意味”などは自身、絶対に使わぬよう心がけているが。ネットとリアル及び公私の別をわきまえてTPOに応じて適切な言葉の使い方をしろというのが梶原氏の言いたい骨子だろう。氏の失敗談として「軽く見られまいとハナシを盛って、軽く見られるバカ」(80p)が本書で最も印象深かった。2021/04/20
チャー
12
言葉の使い方についてアナウンサーである著者が記した本。会話や発言の際には使う言葉の種類や使い方はときとして自分で自分の程度をさらけ出すことになる。本書では言葉を使う仕事をしている著者の視点から、様々な場面で遭遇する違和感を言及しており、なるほどと思う部分が多い。敬語の使い方をきちんと理解せず、とにかく丁寧にすれば良いという発送で誤った使い方が多用されているという点は、自分にも思い当たるところがあり気をつけようと思う。本来の意味を考えていないと逆に失礼に当たる場合も。特にビジネスの場では気をつけたい。2021/07/24
書の旅人
11
「同感です」と頷いたり、「嗚呼、私も使っているなぁ…」と冷や汗をかいたり、「なるほど、こう言うと違うなァ」と感心したりしては、付箋を貼っていきました。日本の文化に目を向けてもらう、きっかけ作りをするならば、私も努力しないと。…しかし、みんな同じを嫌う割には、私もしっかり影響を受けている…。気をつけないと。2017/11/07
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