内容説明
「ベルベット・リンチ」はインディーズで新進気鋭のビジュアル系バンド。彼らにはある秘密があった。メンバー4人全員が、霊に関する何らかの特殊能力を持っているのだ。そのせいか、4人は音楽絡みの霊現象に悩まされてばかり。お互いの能力を生かして、なんとか切り抜けていくのだが、事件の裏にはある真実が……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gemi
17
「出口なし」で知った著者。これも面白いよ、と以前読友さんに教わり読んでみた。4ピース、V系バンドのベルベット・リンチ。メンバー全員霊にまつわる能力がある。リーダーでヴォーカルで主人公の恭平は霊とお話が出来る。初期メンバーのギター兆は霊感はもちろん、予知夢を見てしまう。中でも一番霊感が強く、女好きのベース柊人はその霊がどうやって亡くなったのかが分かる。武闘派ドラム、イエスマンの夕輝は霊感はないが憑依体質。ライブを邪魔されたり、バンド合宿中に心霊現象に巻き込まれたりする。怖さは少なめで良い話ばかりだった。2019/03/06
Yuri
11
タイトルに惹かれて。文章や設定、展開に説得力がなくて、あまり入り込めず…。霊感を持つ4人(1人は憑依体質)のバンドメンバー。読み終えているのですが、それ以上の説明が出てこない…。2024/03/18
くろねこ
10
あらすじにあるようにダークでポップなホラーってキャッチコピーがピッタリなお話☠️ サクッと読めて結構面白かった♫ ただマネージャーの子はあんまりだったな。。2019/02/07
いーたん
10
ホラーだけどホラーじゃない系のホラー。死霊と話のできる恭平。予知夢のできる兆。死霊の最期が視える柊人。憑依体質の夕輝。こんなメンバーでバンドをやっていれば心霊探偵状態になるのは必然。 結局、幽霊よりも人の方が怖いということ。その部分はホーンテッド・キャンパスに通ずる。 恭平と父親の関係があるので続く予定なのだろう。読みたいと思います。2014/04/20
Madoka.@書店員復帰を目指し中!
10
あらすじの『ヴィジュアル系バンド』という言葉に釣られて読んだ。私はヴィジュアル系バンドが好きでライブに通ったりしてたので、ヴィジュアル系バンドのライブの雰囲気や特有のノリ(振り)やバンギャの生態など、よく調べているとは思ったが作品自体に面白みを感じず。これはホラーなのか?と首を傾げるくらいホラーとはほど遠い気がしてならない。2014/03/11