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内容説明
江戸、京都、大坂で広く読まれていた、知られざる幕末のベストセラーが、初めて現代語訳された。病気の治療、気象、衣服、掃除、暦、占い、料理など……約1000項にわたる、江戸庶民の生活全般の知恵を網羅!
「書物の間に、朝顔の葉か実を紙に包んで入れておくと、虫がつかない」
「夏に、煮物の上に唐辛子を置くと、日持ちする」といった、現代生活でも役に立つ情報から、「餅が喉につまったら、もぐらを黒焼きにして呑ます」「十二月にブタの耳をとり、梁の上にかけておくと、必ず富貴になる」「大便をこらえるには、男は左、女は右の掌に指で大と書き、舌で三度なめる」といった、珍妙な知恵まで、盛りだくさん。
目次
民家日用廣益秘事大全 本文(奇巧妙術類第一―衣食住の工夫 即効妙薬類第二―薬を手作りする 経験灸治類第三―お灸をする 草木種植類第四―家庭菜園の秘訣 蓄蔵菜果類第五―保存食の作り方)
民家日用廣益秘事大全 頭書(食療の概略―食事の心得 心易星宿占卜類―易と星占い 紙細工の仕様―建具の修繕 万染物の方法―衣服を染める 万しみ物落とし―しみ抜きと洗濯 居宅営作の概略―清潔な住まい 天気の善悪見様―天気を予想する 万禁厭呪術法―おまじないの色々 暦中断下段の略解―暮らしと暦 雑菜料理の仕様―日々のおそうざい 調味こしらえ様―おもてなし料理 菓子のこしらえ様―おなじみのお菓子)