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内容説明
創設9年目にして初のパ・リーグ優勝、さらに日本一に輝いた楽天イーグルス。その楽天を初のクライマックスシリーズ進出に導いた野村元監督が、楽天の勝因を分析する。24勝0敗の田中投手については、プロ野球史上最高の投手の呼び声も高い稲尾和久に達した部分はあると認める一方で、稲尾に及ばない要素があることも指摘。さらに日本シリーズにおける嶋(楽天)と阿部(巨人)の違いが「意思疎通能力」にあったと看破する。定評ある試合評論「ノムラの考え」(2013年)と新たに書き下ろし評論を収録。バレンティンの記録更新や宮本慎也の引退も取り上げる。
目次
第1章 楽天はなぜ強くなれたのか(難攻不落の絶対的エース・田中 来日外国人本塁打1位434本の4番・ジョーンズ ほか)
第2章 ノムラの考え2013年レギュラーシーズン公式戦(脇役のプレーは、監督の“思想”を映す鏡 技巧派のセオリーとは ほか)
第3章 ノムラの考え2013年クライマックスシリーズ(ロッテに名前で勝った田中 「マー君の7球」を忘れたのか ほか)
第4章 ノムラの考え2013年日本シリーズ(エース内海に対する「敬意」がなかった楽天打線 ヤマを張らないのが巨人打線の特色 ほか)
第5章 ノムラの考え「楽天創生への道」(2006年)(キャンプで伝えたこと、オープン戦で求めること 監督の「分身」である捕手に何を求めるのか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
48
文句言う割には読んでるので、ファンなんだろうな、俺。なんかちょっと手抜き気味な感じはするけど。星野のバカくらい書いてくれると面白いんだけどな。2014/03/17
再び読書
24
楽天ファンに感謝しているノムさんが印象的、確かにある意味いろいろな人にいじめられて(鍛えられて)きたノムさんだから、より東北の人の温かみが、わかるのだと思う。題名からすると、やはり「神の子」マー君こと田中将大の成長が良くわかる。30連勝というのもとてつもなく偉大な記録だ。また、稲尾氏、杉下氏という今は亡き大投手との比較も楽しめる。しかし、捕手だった配球論と、バッターとしての心構えが流石と感じさせる。また教え子である宮本、稲葉の両監督の日本シリーズも、ノムさんでなくてもワクワクします。2014/11/18
katoyann
20
2006年から2009年までの間に東北楽天イーグルスの監督を務めた、故・野村克也が2013年の楽天のシーズンを分析した本。2013年は田中将大が24勝するという快挙もあり、楽天が優勝した。優勝の要因はチームの中心か昨日したことにあるという。つまりエースと4番の活躍である。特にエースの田中は手放しで絶賛されている。例えば、原点能力(外角低め真っ直ぐを投げる力)の球威と制球力。そして球種の豊富さ。これらが強みとなって打者を手球に取ったという。監督として守備の堅いチームを作ったとあるように、野球論が参考になる。2023/10/13
Kaz
13
もう少し表題通りの内容が読みたかったかな。楽天の日本一の要因分析が一冊になったと思っていただけに、不満が残る内容だった。ノムさんの評論は、プロの高度な思考が書かれていて、損をした気はしないのだけれど、それならそれで、そういうタイトルにしても良かったのでは。あと一つ。仕方がないとは思うけれど、結果論的な考察は、ノムさんの価値を下げるのでやめた方が良いと思う。野球好きの読メの皆さん。どう思わはります?2014/11/16
rabbit
9
タイトルについての内容は最初の章だけで、やや拍子抜けしてしまった。また、結局の所は、星野監督が補強を引き出すのがうまかった、みたいな流れで、それはただの結果論では?と思ってしまったが。中盤以降のノムさんの評論は、なるほどなと思わされることも多いため、これはこれで面白かった。しかし、日本一の時の投打の柱が抜けたんだから、そりゃまた弱くなるのは仕方ないか。2016/05/15
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