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内容説明
子どもの頃、親や教師から「背すじを伸ばしなさい!」と注意され続けてきた人は多いはず。けれども腰痛、肩こり、イビキにメタボ……。これらはみな「背すじ伸ばし」が原因である。では、なぜ親や教師は子どもにそう教えてきたのか。また、なぜ医学者はその弊害を語ってこなかったのか。本書は、人類史と人体構造を詳細に考察することで、歯科医でしか見つけることのできない、“姿勢のカギ”が何であるかを導き出す。
目次
サルからヒトへ
直立二足歩行
頭の重さと背骨
首
舌ダンパー
「上向き」の誤解を解く
腹筋
背すじは伸ばすな
脚
呼吸と鼻
舌と飲みこみ
歯
姿勢の治し方
ゼツ・ダイエット
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とく たま
4
歯科医師が著者だが骨や筋肉の仕組みを詳しく説明される。正誤は別にしても、疑問の湧くトコロも別にしても、肋骨や舌の知らなかった役割に面白みがある。歯科医ならではの健康に役立つ良書か?はたまた・・?章ごとの最後にまとめがあり時折コラムを挟んだり、気の利いたサービスは良い。それだけ読めば全体が理解できそうだ。論拠という面ではワシではよぅ分からんかった(^^; この歳にしてワシにはコリがないぞ( ◠‿◠ ) 心は死にそうなまでに凝っているが (''◇'')ゞ2017/05/23
あら/yoshi ara
3
運動会後、この時期に読みたくなる健康本。重心の使い方、今回は前方置きで(舌で)突っ張り。舌の収まりでの呼吸と歩行時にハムストリングスの意識。次回本は、「アゴを引けば身体が変わる。」さらには、肺活量強化方法を知りたいな。2014/11/16
Yu-ki
1
姿勢を良くするカギを歯科医師の視点で説明されいる。特に、舌の機能性には驚いた。身体はつながっていると改めて気づかされた。舌を上あごにつけるトレーニングで、姿勢だけでなく二重あごも解消したい!笑 本書を通して①背すじを伸ばすことの弊害②筋肉・構造が関係して、良い姿勢へとつながるということ が学べた。従来の「背すじを伸ばす」という姿勢論を覆された。今まで正しいと思っていた「背すじ伸ばし」は、富国強兵策を遂行する愛国心教育のために普及した。教育って怖い。 2017/08/09
米光一成
1
気宇壮大な本。まず“人類史を振り返り、人類だけの特徴である直立二足歩行を解読するための基礎知識をおさらい”からスタートするからなー。エキレビでレビュー書いた http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20140213/E1392223915780.html2014/02/17
超新星
1
舌を鍛えると姿勢が良くなる!なんて目から鱗の内容でした。2015/03/26