内容説明
陰陽師見習いのアグニエシカが学校幽霊の詩月に取り込まれてから、はや数か月。なりゆきで風紀委員に立候補してみたりと、なんだかんだ言いながらもアグニはそれなりに学園生活を謳歌していたのだが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朧月
4
何年かぶりに電子書籍になった本書を再読。 初見の時はアグニ可愛い、ぐらいにしか思って読んでなかったけど、改めて読むと、成長とか、変化とか、そういった事をいろいろな視点で、様々な言葉で表現した本。 少々、くどいかなぁと思うところもあるのは、もともと短編での雑誌連載をまとめたからなんだと思う。そういう意味では長編として読むと評価が分かれそう。2013/10/08
KUWAGATA
4
終わりが見えつつある4巻でした。この素晴らしい作品も次で最終巻。挫折から再生へ。主人公があたらしい一歩を踏み出そうとしています。どのような結末が待っているのか、残り一冊、心静かに見守っていきたいと思います。2013/06/29
Yu_Akikawa
2
「成長とは変化です」「明日は、もっと素敵な日かもしれないではないですか」と、一番変化から遠そうなネレイドが自然に発しているのがいいなあ。随所に各キャラの成長、変化の見られる箇所があり、いつの間にか『学校』らしくなっている。どの話も本当素晴らしい2015/10/03
RENPOUNASU
2
泡沫の夢で見つけた明日を胸に。止まった時間が動き出す箱庭の日々の終わりの始まり。生きていくために必要な何かを得るために間違っても何度でもやり直せる優しいママゴトの世界が「学校」というのは何だかすとんと胸に落ちると同時に何とも言えない郷愁を感じた。お話としては機械少女が探す幸せのカタチがラブコメとして完成度が高かったでしょうか。ラブコメできる下地が整っただけにもう1巻くらいそのノリを楽しみたかったと思わせるクライマックスへと転がりだした第4巻でした2013/05/08
ちゃか
2
「明日は、もっと素敵な日かもしれないではないですか」。迷いながらも時間は進んで、自分と向き合うことが出来るんだよね。主人公が自分が逃げた物と向き合えたのは良いことだね。2012/01/30