内容説明
警察庁特殊急襲捜査班、通称NPS始動!
警察組織においてテロや人質立てこもり事件等の特殊事案を担当するSAT、SITに続く“第3のS”として誕生した通称NPS(警察庁特殊急襲捜査班)。既存の“S”と異なるのは、犯人を生きたまま「確保」することを目的とする点だ。
神御蔵一號(かみくら・いちご)は、プロボクサーを引退後、23歳で警察官になった異色の経歴の持ち主で、発足間もないNPSの突1(突入第一班)にスカウトされる。高い運動神経と瞬発力を誇るが、周囲の状況や危険を顧みずに現場に飛び込んでいく向こう見ずな一面がある。
蘇我伊織(そが・いおり)は、「神業」と言われる狙撃力をもつSAT随一のスナイパー。神御蔵とは対照的に、洞察力に優れ、冷静沈着な性格だ。
「俺はすべてを護ると決めたんだ。被害者の命も、加害者の命も、そしてこの国の治安も――。己が命を盾として、分け隔てなくすべてを護る。そのために俺たちはここにいる。それがNPSだ」
“すべてを護る”ことを理想とする神御蔵と、あくまでも“制圧”を目指す蘇我――相反する考えをもつ二人の男の物語が始まる。
大人気漫画『S-最後の警官-』を完全ノベライズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
15
確かに平和ボケした日本です。警察官であってもポロポロ悪いこともされています。犯罪者の再犯も上昇気流のように上がっています。これからテロも増えるかもしれません。身を持って阻止してくださる警察官もおられることを有り難く思います。いつまでも平和な日本でいられる事を切に願います。犯罪者も元は人の子、鬼畜となるように親は育てません。面白半分で犯罪などに手を染めないよう、自分の一生を大切に送って欲しいものです。老い先短い我が家では「死が待つことを知る人間として、生まれて来て幸せなんだろうか、動物の方が幸せか」問答中。2014/05/10
Rira
5
漫画よりもドラマに沿った流れでした。漫画の一號を想像しても良し、ドラマの一號を想像しても良し。とても読みやすく、想像力が掻き立てられます。2014/02/06
えりこ
3
ドラマは見てましたが漫画は未見。ドラマと設定が違う部分もありますが大筋では同じだったので思い出しながらグイグイ読み進めることができてなかなか面白かったです。蘇我の揺れる心の動きにものすごく共感できてしまう。それだけに2巻ではもっと掘り下げて書いてほしいかも2014/05/23
さんそまくら
2
漫画のノベライズ版。文章で解説されるとより理解できるシーンなどあり2014/08/13
aki0420
2
早く続きが読みたい!本もドラマも面白い!(設定が違うのがちょっと残念)2014/02/24