MF文庫ダ・ヴィンチ<br> てのひら怪談 〈癸己〉

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MF文庫ダ・ヴィンチ
てのひら怪談 〈癸己〉

  • 著者名:加門七海/福澤徹三
  • 価格 ¥523(本体¥476)
  • KADOKAWA(2014/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040661766
  • NDC分類:913.68

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内容説明

大好評シリーズが帰ってきた! 惜しまれつつ終了した「ビーケーワン怪談大賞」の魂を受け継ぎながら、新設された「てのひら怪談大賞」。その第一回募集に寄せられた409篇から選考委員が選りすぐった73篇を収録。800字というミニマムなスタイルに凝縮された、不思議で怖くて切なく懐かしい怪異の数々。巻末対談では綿矢りさと東雅夫が徹底解説!

目次

夜の散歩(圓眞美)
HELLO(天谷朔子)
ヒメジョオン(小瀬朧)
それは知らなくていい(在神英資)
青い灯(イズミスズ)
雨女(巴田夕虚)
おじさん(武田若千)
義兄のぼやき(敬志)
干潟(湯菜岸時也)
海から告げるもの(透翅大)
新幹線の窓から(ハナダ)
海の上を走る(よいこぐま)
やわらかな追憶(田中せいや)
お引越し(日野光里)
空を舞う(白ひびき)
坊主(なかた夏生)
戸隠キャンプ場にて(内藤了)
なんだ、そうか。(真魚子)
冬山で死ぬということ(剣先あやめ)
狼の社(篭三蔵)
胡蜂(天羽孔明)
土塀の向こう(多麻乃美須々)
塀の向こうから(葦原崇貴)
モラトリアム(花鶏緑)
可燃性(佐多椋)
マッチの家(上原和樹)
火曜日(逆巻京悟)
添い寝(まつぐ)
動物霊園の少女(小鳥遊ミル)
鴉の死(黒形圭)
初詣(龍風文哉)
巳茸譚―ヘビキノコのはなし(岩里藁人)
ちくわのあな(来福堂)
なめくじ(神村実希)
かえるのいえ、かえらぬのひ(岩里藁人)
百足(告鳥友紀)
蟻(駒沢直)
虫除け(宇津呂鹿太郎)
カンブリアの亡霊(化野蝶々)
青い炎(丸山政也)
禁足地(綾倉エリ)
白いライトバン(武田若千)
ロータリーに立つ影(山村幽霊)
無言の帰宅(青井知之)
弔問(三浦さんぽ)
葬送の夜(黒形圭)
生垣の中(下川渉)
ひとゆらり(野棘かな)
フジ江さんとブチッキーのこと(新熊昇)
名前(三浦さんぽ)
卵(香箱)
幽霊の臨終(沙木とも子)
わく(剣先あおり)
綿菓子(貝原)
長い階段(白雨)
お行儀良いね(富園ハルク)
母猫の獲物(新熊昇)
お迎え(深田亨)
おじいちゃんのおふとん(透翅大)
パールのようなもの(井上閏)
手鞠(杉澤京子)
テエブル(巽鏡一郎)
痛い本(ひびきはじめ)
消え残るものたち(高家あさひ)
いらっしゃいませ(藤沼香子)
あらぶる妹(上原和樹)
贈り物(鷹匠りく)
ドームルーペ(君島慧是)
みによんの幽霊(深田亨)
風水(萬暮雨)
古井戸とM(紺詠志)
怖ろしいもの祓い(黒咲典)
土葬(阿丸まり)
柿(我妻俊樹)
黒白映画(夢乃鳥子)
卵形(君島慧是)
「癸巳」という転換期(加門七海)
実話らしさとはなにか(福澤徹三)
おわりに(東雅夫)
解説対談 綿矢りさ×東雅夫

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆kubo

11
あんまり技巧的なのはちょっと…なので、「わく」が実際にありそうで怖かったな。2014/01/13

郵便屋

4
通勤通学にぴったりの長さ。わけのわからない怖さがある作品はいいな。古くから伝わる何とも言えない怪異って感じ。2016/11/22

ひょろ

3
「やわらかな追憶」のような現実味はなくとも不思議な感じが好き。恐怖という意味では全体的にやや薄いか。「胡蜂」もイメージがいい。「葬送の夜」も幻想的な感じが好き。怪談に求めるものではないのかもしれないが、これが普通の実話怪談集でなくてのひらのだいご味。2017/06/08

ピンク

2
わははははー……って感じですかね。恐怖が足りない、どれもこれもちょっと不思議ですんでしまう!足りない!圧倒的に足りない!2017/02/14

やっりん10

2
前回までのあの人がいない、などという物足りなさを感じつつ面白い作品もたくさんあった。ひとつひとつが短いので空き時間に楽しむのに最適。2015/02/25

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