ムーたち（２）

著者名：榎本俊二【著】

講談社（2014/07発売）

• ISBN：9784063726398

内容説明

難解？　発見？　この世は秘密でいっぱいだ！　心のよろいを脱ぎ捨てて、パンツ一丁で深呼吸。さあご一緒に!!　　「自分を意識している自分って？」「難しい事を解りやすく説明するのって難しいの？」　────父・虚山実（むなやまみのる）と、小学生の息子・無夫（むなやまむーお　通称「ムー夫」）との、謎と哲学的示唆に満ちた高機能ギャグ問答、ここに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[田氏]

誰が言ったか、『ムーたち』は教科書であるという。何のであるか。意識だろうか。あるいは規則、死生観、それとも世界か。ここでの死は93番のスクリーントーンが貼られることによって認識され、意識は自分自身を見つめるセカンド自分を生み、さらにサード、フォース、フィフス自分を目指す。また別の意識は、世界のすべてを測定しようと試み、世界の規則を引きずり出そうと、シックス自分のごとく前人未踏の領域を目指す。この教科書は、答えを生徒に教えはしないが、差し当たりの結末は美しく感動的である。感動しなかったら怒っていい。世界に。

2024/02/29

[hakootoko]

世界中で大ヒットの「一人遊び」、待望の漫画化。

2015/03/26

[ネロ]

無性に読みたくなって実家で探したんだけど…二巻しかありませんでした(-｡-; なんて言っていいのか…榎本さんはほんとにクレイジーな天才！一見下らないような些細なことを恐ろしい程掘り下げて、それを絵で表現する…そして一コマごとに無意味に変化し続けるお父さんこと虚山実。独特の擬音。衝撃的でした…痛みをニュートラルにすることを１巻で学び、今はセカンド自分を出現させる練習をしています。ゴッド・ブレス・ミー。

2012/11/09

[tamako]

たった一言で膨大な殺生を一瞬でチャラにできる夢のおまじない

2023/08/20

[かながわ]

「無意味な会話が出来ることの方が大切でしょ」と言った昔の自分を懐かしむ。とりあえずサード自分まで生きたい。

2021/06/21