ムーたち(1)

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ムーたち(1)

  • 著者名:榎本俊二【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2014/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063725704

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内容説明

ありふれた答え? そんなものNGだ! シュールな父・虚山実(むなやまみのる)が、小学生の息子・無夫(むなやまむーお 通称「ムー夫」)の、子供ならではの深淵な問い掛けに答える。──あなたのアタマは風を通していますか? 常識的思考によどんだ脳細胞の蜘蛛の巣払いに、この一冊! 鬼才・榎本俊二が贈る、謎と哲学的考察と形而上的示唆に満ちた空前絶後の笑いがここに!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田氏

11
問題作である。問題なのは、何が問題であるのかだ。問題ですらないのかもしれない。まず、このマンガに意味があると仮定すべきか否か。意味とは何であるかと仮定するかを差し置けば、ここで意味を生じうるものとして行為されているのは、思考である。それは、哲を学する営みにも等しい。思考は飛翔する。ときにフグの切り身ひとつに込められた何千何万の魂となり、こわい味のする心霊ごはんとなり、「A,B,C...Xでないもの」としての「Yである」の表現となる。果てに到達するもの、到達せずとも、それは意味である。ゴッド・ブレス・ユー。2024/02/29

tamako

5
頭の中にいろいろとこびりついてくる漫画だな。フグ毒の回は坂口安吾が「ラムネ氏のこと」でも同じことを書いてたけど、別にパクりとかでは無さそう。2023/07/22

かながわ

5
エンタメ色にかぶれていないシュールとか不条理とかナンセンスとか。そこにかける言葉はもう「ゴッド・ブレス・ユー」しか残ってない。2021/06/13

ひみーり

4
今までに見たことのないタイプ。論理的でシュール、よくもこんな発想ができるなと感心、発想がぶっ飛んでいる。話一つ一つにテーマが良く練られておりギャグ漫画なのに考えさせられる。2012/12/17

Mark.jr

2
一応ジャンル分けするならシュール・不条理ギャグになるんでしょうが...。小学生虚山無夫とその父・実のやり取りからなるこの漫画で扱われている題材は、「何かを強く意識している自分を意識しているセカンド自分」だとか、「想像だけで外出してみる」だとか、ほとんど思考実験の域に入っています。好みは間違いなく分かれるでしょうが、他にない読み味の怪作なのもまた間違いないでしょう。個人的な話をすると、外国人の名前を日本人の名前に当てはめるという遊びを、自分も子供の頃完全にやってました。2021/02/28

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