内容説明
「子どもたちを死なせない、活き活きと活かす教育」に取り組み続ける、
「慶応大学SFCのビッグママ」長谷部葉子先生の魂のメッセージ。
生まれてから中学校までの「子どもの心」を紐解きながら、
子供との真摯なコミュニケーションをどうとっていったらいいか、実例をあげながらわかりやすく紹介。
子どもの強い関心と善意に報われたいという気持ちは、ものすごいエネルギーと共に大人に向けられる。心配することはない、不安になることもない、ただ自分の心の中に深く埋まっている、子ども時代を、目の前にいてくれる子どもと同じ年の時間を、自分の中でよみがえらせれば、それでいい。とにかくその頃の自分の心を思い出してほしい。そして悲しかったこと、つらかったこと、こうしてほしかったと思うことが出てきたら、それを目の前の子どもには繰り返さなくて良いような、やさしい気持ちを持ってほしい。
目次
序章 子ども時代は終わらない
第1章 生まれてから幼稚園時代・毎日が新しい世界
第2章 子どもの死生観・消えないで!
第3章 幼児期の次につづく、小学校時代
第4章 たとえば海外で暮らすということ―コミュニケーション能力の原点との出会い
第5章 中学校時代・自立へ向けての“もがき”と批判的精神の芽生え
第6章 いじめということ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅんぺい(笑)
1
慶応SFCで人気らしい、長谷部葉子さんの本。 いろいろなひとの人生記録を踏まえて、人間の子ども時代ってこんな大切なんですよって言ってる本。 どうしても、こういうひともいますよっていう紹介にしか読めなかった。 最後の最後まで、言いたいことが弱くて、あまり伝わってこなかったのが残念。2014/05/07
s2013253
0
(BBB-)子どものコミュニケーションに関する話。幼少期、小学校、中学校に分けて展開されている。子どもの心の動き方というものが記されている。2014/08/08
Mieko
0
現在の大人もみんな通った子供時代。年を重ねて大人と呼ばれても、子供の頃養った心はずっと持っている。日頃、子供たちに触れ合いつつ、周囲の大人たちを見て、この人もこの人も、かわいい子供時代あったんだろうなー。と考えていたので、子供の心に歩み寄ることがすなわち、大人への対応にも繋がる?現代特有の憂いを払う一助になる?!とか思って、読んでみました。「人間の命を守ることを「モノ」任せにすることで、人は人の命も自分の命も守らなくなってしまったのではないか。」と安易に自死を選ぶ子供への危惧の箇所が特に印象的だった。2018/05/18