講談社+α新書<br> 「治る」ことをあきらめる 「死に方上手」のすすめ

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講談社+α新書
「治る」ことをあきらめる 「死に方上手」のすすめ

  • 著者名:中村仁一【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2014/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062728287

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内容説明

50万部を超えるベストセラー『大往生したけりゃ医療とかかわるな 自然死のすすめ』の著者、現役の医師・中村仁一先生が、「これが自分の最後の著作」と明言した、まさしく「ラスト・メッセージ」! 切実な問題となっている「老い」と「死」について医師という視点から鋭く切り込む。「死に方」は「生き方」、死ぬまでに充実した人生を送るにはどうしたらよいか、この本がその答えを与えてくれます。

目次

第1章 どこかおかしい現代の健康至上主義(生活習慣病とは共存すべき “うつる病気”から“うつらない病気”へ ほか)
第2章 老いのしたく―病気と寿命は別(年をとるのも悪くない 老化は避けられない現実 ほか)
第3章 ひとりを生きる、ひとりで生きる(在宅死は最高の贅沢 在宅死実現のための条件 ほか)
第4章 死にざまは自分で決める―やがてくる日の迎え方(義母の死 器械仕掛けで生かされる ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バニラ風味

9
筆者は「ガンで死にたい」そうです。ガンは告知されても、すぐ死ぬわけではなく、死までの猶予期間があるから。よく、「ピンピンコロリで死にたい」っていうけど、何の前触れもなく急死したら、本人は楽だけれど、残された人は、その遺品や遺産など、本人の遺志がわからないで困る可能性あり。その点、死を宣告され、ゆっくりと枯れていくように死に向かう場合、本人と家族は、死に対しての準備ができるのです。どんなに医学が進歩したって、あがいたって、いずれ人間は死ぬもの。「死」というものの本質を冷静に見つめ、解説している貴重な本です。2014/02/04

三浦郁子

5
年をとる、老いると言うことは健やかでなくなること。 年々、精神的にも肉体的にも色々な機能が低下することで、他人の手助けが必要になることを意味するわけで。 「老後に必要なのは健康」「健やかに老いなければならない」という考えには無理がある、という著者の考えには、深く共感します。 年をとるとういうことは、生きる条件が日を追って悪くなることを指し、今日が最もいい状態にあること。 しかし、誰もがやがて、嫌でも行く道なのですね・・・ 2017/09/02

sutekibito

2
既に発売されている本の内容と重なるところが多く、新たな発見は特になかったです。ややひとりよがりのところが、気になりました。2014/02/08

さとる@パクチー

1
治ることよりQOLを高める生き方を推奨する本。著者はがんで死ぬことを希望しており、死への準備ができることや、抗がん剤など使用しなければそこまで苦しむことはないという。がんに対するイメージが変わった。禅に近い思想をもっていて、医療に対する考え方はすごく共感をした。老いてただ死を待つのではなく、死を持って若者に死への意識を持たせよう、という考え方が印象的。いのち対する考え方が深い作品だと感じた。2015/11/27

西嶋

1
「大往生したけりゃ〜」よりも人生観的な内容が多くなっているがあまり共感できず、医学的な内容の部分は前著とほぼ被っているし、読んで得られるものは少なかった。2014/04/18

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