角川文庫<br> 石燕夜行 骨きりの巻

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角川文庫
石燕夜行 骨きりの巻

  • 著者名:神護一美
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • 特価 ¥308(本体¥280)
  • KADOKAWA(2013/11発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041010907

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内容説明

江戸・日本橋で夜な夜な町の誰かが骨だけにされて見つかる。そんな奇怪な噂が立っていたある日、町絵師・鳥山石燕の元に塗楽という奇妙なご隠居がやってきた。事件を解決するため彼の力を借りたいというのだが、その正体は妖怪の棟梁で……。異能の青年絵師が妖怪たちと、江戸を騒がす怪異を断つ!新たな伝奇妖怪エンタテインメントのはじまり、はじまりぃ――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

48
霧雨が降っているような雰囲気を醸し出しているシリーズ。色彩を認識できない鳥山石燕と妖怪たちの怪異譚。妖怪好きには垂涎ものです^^餓鬼という妖怪よりも人間の他人を不幸にしてまでも満たそうとする果てしない欲の方が悍ましい。猫又お墨付きの気まぐれさを持つ美貌の剣士、椿鏡花や妖怪総大将なのにどこか抜けていて決める時は決めるぬらりひょん(塗良)にクスリと笑ってしまいます。塗良の恋の結末が悲しかった分、菩薩となったおみつさんと多九郎に幸あれ。一番、好きなシーンは猫又の双尾丸が首を石燕に掻かれてごきげんな様子。2014/06/18

BlueBerry

38
最近よくある妖怪調伏物でした。読みやすくてそれなりに面白いけれど目新しさはないですね(笑。2014/05/02

ネムコ

16
石燕――と言えば、百鬼夜行図の鳥山石燕! しかも表紙がカッコ良い! ジャケ買いでしたが大当りでした♪ 絵師とぬっりひょんのご隠居、ハンサムな退魔師・椿鏡花(椿三十郎と泉鏡花の合体みたいな名前(笑))の妖怪退治物語。いや、退治するのはどちらかというと人間?(笑) 石燕が妖怪を見ても全然動じないで、普通の隣人に対するように付き合うのが良い。続きが楽しみです♪2013/12/18

ちー

7
石燕の名と表紙に魅かれて買ったものの、しばらく積読本に。しかし、2巻が出た時点で読み始め、読み終わりと同時に2巻買った。キャラも良いし、読みやすく面白かった。ぬらりひょんってあんな感じなのね。2014/03/05

tako

6
表紙に惹かれて何気なく買ったんだけど当たりだった♪石燕、塗楽、鏡花の3人の組み合わせがとてもいい。物語はシリアスで深みがあってちょっと物哀しさも含んでいたりするんだけど、会話の中にはユーモアもあって楽しく読めた。何より文章のテンポがすごく好き。読んでいて気持ちいい文章だった。次回作は4作目に出てきた気持ち悪い奴らが中心になるのかな。他の3作に比べて個人的に4作目は今ひとつだったのでそうだとしたらちょっと残念。出来れば最初の3作のような単独の一話完結の作品が読みたいんだけど。2013/12/28

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