角川書店単行本<br> ターミナル・デイ

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角川書店単行本
ターミナル・デイ

  • 著者名:小杉英了
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2013/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041105801

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内容説明

厳格な階層社会が敷かれた近未来日本。エリート高校に通う天木京は、クラスメートの父親が国に裁かれたことをきっかけに、闇に葬られた12年前の事件の謎を知ることに。気鋭の新人が放つ、衝撃のSFサスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリク

24
表現と荒唐無稽なストーリーが合わさって感動しました。2019/12/29

そうたそ

19
★★★☆☆ 前作の「先導者」よりもわかりやすい内容になっていると思う。ホラーという縛りがなくなった分、著者の書きたいことが書きやすくなったのかな。全国民を三つの階層にわけるというターミナル・システムをメインに描くストーリー。かつての士農工商のような身分制度を現代的かつ機械的にしたものかな、という印象。設定は面白く序盤は結構ぐいぐい読まされたんだけど、終盤になるとなんだか陳腐な展開だなーと思ってしまう箇所もあったりで読み終わってみると特に印象に残らない内容だった。設定が完成されているものだけに残念だった。2014/02/04

ドル箱

12
デビュー2作目感想。テーマは思想、根底は現実と私は読みました。少しカースト制度と著者の想う「自我の宗教哲学」が入って織り成す論学書みたいな作品です。デビュー作よりは、読みやすく突破力もなかなかありますが、もう少し丁寧な構成が欲しいと私は感じました。書きたい事も解るし著者の想いも解るのですが、如何せんページ数が足りない為にややダイジェスト構成で、キャラの役割りが中心人物達以外は置いてけぼりに映ります。少し惜しい作品ですが、この著者のもっとページ数のある長編物語が出版された時に真価を発揮するのでは?それに期待2014/02/07

zanta

9
百年後、日本はどうなっているんだろう、と考えることもある。共産主義の某国の属国とか日本人という人種は絶滅危惧種になっているだろうかとか。そうならないために踏みとどまらなければならないのが今なのかもしれない。登場人物に好きな人、思い入れを持ってしまう人がいなかったのは残念。2014/07/04

たくぼん

7
★★★☆☆図書館新作棚より。アメリカ映画によくある、近未来設定の日本版。巨大隣国の影響とか人類を三分類するあたりは、面白いね。現在でも、雇用する側とされる側、立場によっても、見える景色が違うだろうし、結末が体制側の思うようにならなかったの、痛快かもね。新首都と第三民地域の格差も、あり得ないようで、あるかもと思わせた。うん、良かったです2014/05/01

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