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内容説明
他人の記憶を視る探偵、榎木津礼二郎を主人公にした京極夏彦中篇小説第4弾! 招き猫が絡んだ事件で、榎木津礼二郎が大暴れ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
60
kindle 敵対する2つの遊廓の経営者たち。それに反して、経営者宅のそれぞれの家政婦さん 美津子さんとセツさんは仲良し。最近、美津子さんは腑に落ちない事があって悩んでいるようです。セツさんに押し切られ、美津子さんの依頼を受けた本島くんは薔薇十字探偵社へーー。エチオピア人のマスカマダ カマスカス氏、家政婦は見た、笑いました。2019/07/05
藤月はな(灯れ松明の火)
53
一瞬、ラフの線が残ったままかなと思うような雑さが気になりますが、原作にある意味、忠実なクオリティは相変わらずです。中華丼の娘という描写のセツさんが意外と可愛かったり、司君の細さやふくやまけいこ版で慣れてしまった沼上君には驚きました。榎さんのにゃんこ好きが爆発し、下僕道を悪い意味で順調に進む本島君、相変わらず、悪ふざけには乗る京極堂、エチオピア人ことマスカマダの言動に爆笑です。「ワタシ、コメクイタイデス」は思わず、声に出してしまうよ(笑)酷い目に遭ったのに健気で優しい美津子さん、本当にいい人だな・・・。2013/10/28
ミエル
44
シリーズで一番好きだった五徳猫、良い仕上がりで嬉しい。ラストの七つの徳に対する五徳、京極堂の説法がなんだか身に沁みる。年齢的には三徳くらい積んでいた方がいいはずだけど、おそらく無理。2018/12/06
T.Y.
33
百器徒然袋シリーズも第4弾。20年ぶりに再会した母親が自分のことを認めず、猫が化けているのではないかと疑う女性・梶野美津子と出会い、依頼を薔薇十字探偵社に持っていくことになってしまう本島君。例によって血腥い事件もありながら、榎木津がコメディ色満載の活躍を見せるが、最後はいい話として締めた方の印象が強かった。セツや沼上君もイメージぴったり。戦後の何も無くなった風景もいい雰囲気を出している。そして連載移籍ですと?2013/10/22
yucchi
28
百器徒然袋シリーズ第4弾。本島君がどんどん関口化していってるように思うのは気のせいかしら(笑) 家政婦のくだりのとこでは思わずニヤリ。招き猫の真似をする京極堂にうっかり萌えたわ〜。最後に一句。《青木君 何回見ても こけっしー》2014/11/07