講談社現代新書<br> やさしさをまとった殲滅の時代

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講談社現代新書
やさしさをまとった殲滅の時代

  • 著者名:堀井憲一郎【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 特価 ¥385(本体¥350)
  • 講談社(2013/11発売)
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  • ISBN:9784062882323

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内容説明

90年代末、そこにはまだアマゾンもiPodもグーグルもウィキペディアもなかった。それからたった10年。00年代に何かが大きく変わったことは間違いない。しかし、いったい何が変わったのか? 静かに進行した地殻変動の正体とは? 2002年の日韓ワールドカップ、2003年の涼宮ハルヒ、2004年の電車男、2007年のロスジェネ、2008年の秋葉原事件……、ホリイ博士がずんずん調べた! (講談社現代新書)

目次

序章 たどりついたらいつも晴天
第1章 00年代を僕らは呪いの言葉で迎えた
第2章 インターネットは「新しき善きもの」として降臨した
第3章 「少年の妄想」と「少女の性欲」
第4章 「若い男性の世間」が消えた
第5章 「いい子」がブラック企業を判定する
第6章 隠蔽された暴力のゆくえ
第7章 個が尊重され、美しく孤立する
終章 恐るべき分断を超えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

107
そろそろ2000年代も歴史としてまとめられる時期が来たのだなと感じた。確かに2000年代は何の時代と言えばインターネットの時代かもしれないが、中々大きな変化は気づかないうちから変化していったなぁと思う。2013/10/30

どんぐり

53
「若者は個々にばらばらにされている。ばらばらにされた者たちにとって、ただ年齢が近いからというだけで、仲間だという意識は持てない。みんな、美しく孤立している」。この本は、いまの若者の世代の気分を伝える、そうかもしれないと思う程度の社会時評である。混迷をきわめている時代だからこそ、何を言っても核心をついているようでついていない言葉になる。美しく孤立しているというイメージが先行した言葉と同様に、「やさしさをまとった殲滅の時代」という書名も少々わかりにくい。殲滅は、「すっかり滅ぼすこと。皆殺しにすること」である。2014/07/07

白玉あずき

42
同世代による「世の中変わったぜ」という慨嘆の書。堀井氏をわが世代の代表として任命したわけではないので、変化の解釈において私が共感できない部分を、同氏一人の思い込みで断定されてもなあと思う。勿論うなずける箇所や感情もあるのだが、文体が私の好みでないのか、気持ち良くは読めなかった。私達が若かった頃の空気を知らない若人には理解は難しいだろう。彼らには今が「世界」なのだから。より良い未来を創れなかった事、彼らに申し訳ない、ごめんなさいという気持ちはある。やがて「殲滅」されちゃうのは、私達世代。2020/03/04

山田太郎

36
なんかとっ散らかってるというのが第一印象。インターネットの普及がなんかいかんのじゃないかという気がしてきた。けっこう感心させられることも多かった。2014/03/03

広陵高校何で出たんやと思う26歳キャビンアテンダント・寺

27
『ずんずん調査』のホリイさんだ。昔『TVおじゃマンボウ』に出てたなぁ。カッコイイ題名は一瞬何の本かわかりづらいが、2000年代論である。今や懐かしい話題も多いが、たかだか十年前の事だったりする。オヤジの繰り言めいた部分が付き纏うのは否めないが、読むとやはり未来に対してちょっと不安になる。所々の分析には唸ったが、総じて賛成も反対もしなかった。しかし楽しく読んだ。なんだか不思議な味わいがした。2014/02/17

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