内容説明
最近、タバコにはマイナスイメージばかりがつきまとっている。
「健康に悪い」「副流煙は周りの人に多大な迷惑を及ぼす」など、どれも反論のしようがない。愛煙家には、随分と肩身の狭い時代になったものだ。
だが、タバコは500年以上もの長い間、滅びずに世界中で続いている習慣なのだ。このような嗜好品は他に類を見ない。
本書では、タバコの善悪論ではなく、さまざまな角度からタバコを眺めることで、その面白さに触れてみようという趣旨のものである。
タバコをやめる前に、まずは本書を一読するべし!
目次
序章 タバコ初めて物語
第1章 タバコのうんちく
第2章 タバコの銘柄の秘密
第3章 どうやって吸う?なにで吸う?
第4章 タバコを科学する
第5章 文豪・政治家が愛したタバコ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nさん
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非喫煙者のため、タバコとは一体何?というレベルで読んでみました。タバコの善悪について本書の立ち位置は中立らしく、読者が本書を読んだ上でタバコとどう関わるか、その判断材料になることを目指しているようだ。全5章立てで、タバコの起源、世界のタバコ事情、タバコの銘柄・吸い方などのうんちくが簡単に紹介されている。4章の「タバコを科学する」以外は、割とタバコは文化であると好意的?に書かれている。しかし、その4章の内容からも「ニコチン」の依存性や肺にこびりつく「タール」の危険性は看過できるものではないと思った。2016/09/15