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内容説明
ライフネット生命社長の岩瀬大輔氏推薦! 「これからのビジネスマンに必要なすべてのエッセンスがある。この働き方でなければ生き残れない。個人も、企業も、日本も」「ビジネスをつくる」仕事とは、起業や新規ビジネスの立ち上げ、だけではなく、新しい顧客の開拓、新しいシステムの開発・運用、新しい組織のつくりかた、プロジェクト立ち上げ、新規提携先との事業などのすべてを含む。いまのビジネスマンに必要な基本から実践を網羅。(講談社現代新書)
目次
第1部 基礎編(心―ビジネスをつくる喜び 姿勢―よく見て、どこでもやる 手順―育ち方を見る)
第2部 応用編(運―機会を見て、偶然を取り込む お金―お金の流れを見て位置取りする お客―お客を見て、価値を提供する)
第3部 実践編(人―人を見て組織を動かす 時―時代を見て、時代を超える)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
501
17
著者はお台場の大観覧車、ライフネット生命の設立に携わった人物。現代は何が起こるかわからない。意図的に狙いずらく偶然がものをいう場面が多い。未来を知ることはできない。偶然を得るために常日頃、その種をまいておく必要がある。知識も人脈もアンテナを広げ幅広くもち、過去にばらまいたそれらの点と点を結び「計画された偶発性」つくらなければならない。と飲み会さえも腰が重く、目の前の仕事をやりこなすのが精一杯の自分にとって耳が痛い話だが大切な話。2016/11/04
501
15
再読。著者の経験則に裏付けられたビジネスのノウハウのため現場感があり納得するものが多い。ただ、読者目線で書いているようで、熟達者から目線の説明になっていて、そこへ行き着くにはどうすれよいのかと言いたくなってくる。タイトルにはビジネスをつくるとあるが、ビジネスを立ち上げるというのだけではなく、自分の携わっている仕事にも応用できるノウハウが多分に含まれている。ただ仕事をやりこなすのではなく、仕事をクリエイティブにややっていこうという刺激になる。「よく見て、どこでもやる」が大事。2020/08/28
かえるくん
6
低成長、不確実性、超競争を特徴とする成熟社会の現代で、主体性をもって「ビジネスをつくる」ことによって楽しく仕事をする、その心構えとセオリーが提示されている。『All You Need Is Kill』の世界観から「成長実感は、幸せそのものであり、成長は単調な繰り返しの中にある」という箴言を引き出すなど、従来のビジネス書とは一線を画す柔軟さと筆致がすばらしい。混迷をきわめる現代で、ぼくたちが進むべきひとつの方向を照らし出す希望の星のような一冊。普段ビジネス書を読まない人にこそ、ぜひ手にとっていただきたい。2013/12/28
nao
3
期待しすぎずあきらめず。日々視点を広げてビジネスを考える。社内組織を動かすこと、新規事業を行うこと、相手を仲間にすること。社内新規事業はうまくいかないのは、短期的な利益を挙げなくてはいけないからだ。本当に実現したければ何より焦らずにいくこと。急ぎたい人は提案する相手を変えなくてはいけない。常に頭を働かせる。ヒントを見逃さない。興味を持ち、相手のことをよく知る。その延長線上に課題解決の可能性が見つかる。2015/12/13
nizimasu
3
世の中が閉塞的な時代ほど、人間というのは新しい仕事を考えるのかもしれない。そんな希望を持たせてくれるのがこの本。お台場の観覧車とライフネット生命というまったく違うビジネスも同じ雇用を生む大義から始まっているから一緒であるというのは今の時代におけるスタートアップのありようなのかと思いました2013/11/11