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内容説明
私にとって、「絵」は幼少期から特別なものでした。来る日も来る日も、雨の日も晴れの日も、時間があればスケッチブックを取り出し、マンガのようなものから街の様子、海の中の様子から未来の想像図まで、それこそ何から何まで描いていました。小学生の時の授業中であってもそれは変わらず、担任の先生によく注意されたものです(「まえがき」より)。母の影響から日本画の持つ底力まで、思いのすべてを描き尽くした一冊。
目次
序章 私の考える“日本画”
第1章 原風景
第2章 優れた芸術が生まれるには
第3章 芸術家の資質
第4章 夢、現実、生、死
第5章 日本画という確信
第6章 現在地
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
37
そごう美術館の千住博展をきっかけに。どうして現在の技法に至ったのかがよくわかり、より氏の絵が魅力的に思えた。2019/04/09
yamaneko*
6
ほかの進路を絶って、日本画に挑む著者の気迫が感じられる。体力も気力も 要る仕事なんですね。2013/12/01
SK
2
313*どうしてこんなに攻撃的な文章なんだろう。現状に不満なの??2022/10/04
散歩牛
2
著者らしい、とても分かりやすいがとても深淵にアートが語られた本。あくまで著者の主観が書かれたものだが充分面白く一気に読んでしまった。冒頭、宇宙が始まり地球ができ、初期人類の誕生から今日までの流れが示される。アートはどう生まれて変化を続けながら人間にとってどういう存在であり続けているのか。その流れの上に存在しようとする著者自身の話が語られる。その強固で明確な歴史観・世界観と、その中に自身のアートを生み出そうと苦闘する姿に著者の(マゾヒズムとは全く異なる次元の)ストイックな姿がみえてくる。アートって凄い。2015/11/08
トラッキー
2
日本画の画材が太古から地球上に存在した鉱物からできていて、何百年先でも少しずつ変化しながら、それでも大きく劣化することなく存在し続けるという説明に、今更ながら日本画の本質を見た気がする。千住さんの日本画にかける意欲、気力が伝わってくる佳作だか、ちょっと自慢話ぽいところが、鼻につく。2014/05/05
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