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内容説明
「ファインダー越しの世界は、なんだかすべてが楽しくて、愛おしくて、美しくて――カメラ片手に、今日も私は街を駆け回る」。漫画誌ハルタの実力派新人・空木哲生の作品集。リアリティー豊かな物語と、そこに描かれた等身大の人物たちが、あなたを泣かせ、そして笑わせる。名篇ばかり7本を収録した、全256頁の珠玉の作品集です。【収録作品】カメラにハマった少女と父親との交流を綴る傑作「スナップガール」/家電量販店で働く男の“ある”決意の時「ジャーかポットか」/昭和初期の東京に生きる母子を描く「町火消し」/登山を女の子視点で語る「停滞女子」「北進して」/リストラパパの“嘘”の1日「鈴木家の案件」/適齢期の男女に訪れた飼い猫の死「ふたりの港」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
18
スナップガールの話だけかと思ったら全7編収録の短編集。表題作もよかったけれども、同居していたネコの弔いの旅に出る『ふたりの港』が良かった。2013/11/10
年中古本派・文花
12
ハルタで連載中の「山を渡る」が面白かったので、購入。びっくり‼作風全然違う!w 「町火消し」なんて、特に!初期の画風は、五十嵐大介さんみたいでした。 「停滞女子」のあたりから、今の作風に近くなりましたね。最後のオチが凄かったねw これからも、応援したい作家さんです。2018/06/01
anne@灯れ松明の火
9
待合室で。短編連作かと思ったら、バラバラの短編集だった。日常のさまざまな様子が切り取ってある。絵は、私の印象ではちょっと黒い感じだが、嫌いではない。どれも、その後が気になる、余韻のある話。2014/08/04
よしゆき
3
「鴨の水かき」が良かったので買ってみた。悪くはないけど、イマイチ「おお!」というのがなかった。「町火消し」は一番力を感じた作品だったけど、結局何が描きたかったか伝わりにくかったなー。惜しい!!でも連作の「鴨の水かき」でちゃんと挽回してます。2013/10/18
阿輸迦
1
全7話の短編集。タイトルからカメラ写真のお話と思ったら、1話目だけだった。身につまされたのは「鈴木家の案件」という失業中の男性のお話。2022/03/04