内容説明
訴訟でやってくる者たちが泊まる<公事宿>のひしめく日本橋馬喰町。お裁きがまさに始まろうとしたお白洲で、獣に食いつかれたような傷を残して公事師が突然死んだ。“マミ”と呼ばれる獣、卵を産んだ女房、三日月井戸……馬喰町七不思議のなかに隠された巨大な悪事に根岸肥前守が挑む、大人気殺人事件シリーズ第16弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baba
33
肥前守の人柄と坂巻や栗田のキャラが面白くサクサクと読む。馬喰町七不思議を解く過程が面白かったが、悪の大物は今後に引き延ばしで残念。次作に対決はあるのか。2016/08/18
み
29
さくさくと♪力丸さんの登場がなく残念。悪党の大物が登場しそうですね、あの影の方々とも関連するのかな?2016/08/15
Hugo Grove
23
今作が好きだ。マミはぶんたんのご先祖さまではなかったろうか、なんてね。2018/02/08
Hugo Grove
19
椀田、宮尾、栗田、坂巻、この四人が勢ぞろいしたのは初めてじゃないかな。なんかうれしい。馬喰町七不思議が面白かった。2018/01/30
ひさか
19
いかにもありそうな馬喰町七不思議の話を冒頭に持ってきて、これを調べるという、うまい導入部で思わず引き込まれてしまいます。七不思議を順番にたどりながらのお話の展開は楽しめました。次巻にも続きそうな気配です。2013/12/15