内容説明
カスティーリア王だった父亡きあと、母と二人、修道院に幽閉された王女ベリータ。その母とも引き裂かれ、孤独の中、誰も信じられずにいた。ある日、彼女のもとに現れた二人の騎士によって、外の世界に連れ出されたベリータ。彼らは、敵? それとも味方? その日からベリータの運命は、大きく動きはじめるのだった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりい
10
ベリータが強くて賢くて、だけど年ごろの女の子らしく可愛いらしいところもあってすてきなヒロインでした。史実をベースにした歴史ものですが、時代背景や情勢が丁寧に描かれていてすんなりと物語に入っていくことができます。現段階でヒーローのはずのアロンソも、最初はあまりいい印象ではなかったのですが、徐々に色んな面がみえてきて好感の持てるキャラになりました。下巻がとても楽しみです!2014/05/11
鳩子
9
この人の本を読むたびに、貴族の姫君の人生は大抵のどこの国でも過酷で、幸せってどこにあるんだか分からないと思わされる。史実をもとにした重厚な少女小説。昔、学生だった頃に「王女リーズ」を読んで、この作品はそれに設定が似てると思ったけど、異母姉とのドロドロの関係、宗教の内紛の真っ只中だったり、才覚を認められていなかったりという要素がないので、こっちの話の方がややあっさりしている。長年幽閉されてて心も脆いベリータが徐々にしたたかに成長する様はやっぱりかっこいい。アロンソとの関係もキュンキュンする。(笑)2015/11/28
ゆり
8
榛名しおりさんの世界史ものに池上紗京さんの挿絵というそれだけで嬉しくて盛り上がります(笑)。ベリータは少々わがままなお姫さまで最初はいまいち共感できなかったのですが、読んでいく内に可愛くなってきました。恋のときめきもほどよい感じ。下巻でどういう流れになっていくのか楽しみです。お兄さんのアロンソはもちろん格好いいのですが弟のゴンサロも情にあつくて可愛くて良いキャラしてます。2013/10/08
フジ
7
やった~!久しぶりの榛名しおり先生の新作!昔よりは文章があっさりしてるなあとは思いますが、物語に集中しだすと気にならない。やっぱりこの作者さんが生み出す歴史ロマンスの重厚感が好きだ~!最後のベリータとアロンソのやりとりが胸キュン度がハンパない(笑)下巻も楽しみです!2013/10/31
かや
6
史実をもとにした物語。ベリータことイサベル女王やカスティーリア国のことは世界史の授業で少しやったぐらいの知識だったから、これを機に少し調べてみたりした。修道院に幽閉されていた王女リベータが外の世界に飛び出し、王位継承者とし成長していく姿が良かった。元から持っている威厳ある姿も、何も知らない純粋な少女姿もどちらも素敵。アロンソは最初は良い印象じゃなかったけど、終盤で彼の心境がわかってからはぐっと好感度がアップした。彼との仲はどうなるんだろう?下巻が楽しみ。2015/01/25
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