PHP新書<br> そして日本経済が世界の希望になる

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PHP新書
そして日本経済が世界の希望になる

  • 著者名:ポール・R.クルーグマン/山形浩生
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • PHP研究所(2013/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569814780
  • NDC分類:332.107

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内容説明

「日本人が耳を傾けなかった天才・鬼才のアイデア」浜田宏一氏(イェール大学名誉教授)「アベノミクスの未来は本書のなかにある!」宮崎哲弥氏(評論家)アベノミクスによって日本経済の風景は一変した。黒田東彦日本銀行総裁による「異次元の金融緩和」は人びとの度肝を抜いたが、「2年間で2パーセントの物価上昇」というインフレーションターゲットを最初期に提唱した人物こそ、ノーベル賞経済学者であるポール・クルーグマン氏である。自らの申し子ともいえるアベノミクスをクルーグマン氏はどのように評価しているのだろうか。「失われた20年」は人為的な問題であり、デフレ期待がいかに悲惨な結末をもたらすか。論議を呼んでいる「中央銀行の独立性」をどう考えればよいのか。そうした本質論はもちろん、「インフレ率2パーセント達成後の日本」をもクルーグマン氏は大胆に見通す。そこで日本の財政、株価、人びとの暮らしはどう変わるのか。さらには早くも語られはじめた金融緩和の「出口戦略」や、「歳出削減」「増税」に対するクルーグマン氏の知見から、いまの日本が学べるものは少なくない。そして日本経済の未来のみならず、10年後のアメリカ、中国、そして新興国の未来までをも本書は射程に収めている。「この政策実験がうまくいけば、まさに日本は世界各国のロールモデルになることができる」。世界最高の知性がアベノミクスのもつ世界史的な意義までを見据え、日本の読者のためだけに語り下ろした一冊。クルーグマン氏の業績をいち早く日本に紹介した山形浩生氏の本質を突いた解説も必読である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たー

42
結局クルーグマンの主張を実践した為政者がいないので、本当に正しいのかどうかなんとも言えない気もするが、とりあえず消費税増税で景気が落ち込まないことを祈ります。2013/12/31

Koning

30
クルーグマン先生の言ってる通りっぽい事を突如やり始めてみんなびっくりしちゃったアベノミクスと黒田日銀総裁、リフレなあれこれを大野和基がクルーグマンにインタビューしたものを纏めた本。概ねこんな感じだよねーという感じか。解説の山形も書いてるけれどこのタイミングで消費税アップとかアホじゃね?っつーのは凄い思うんだよなぁ。2%だって全然到達しそうにないし。とはいえこういう政策になっちゃうとそれこそ政治だもんねぇ(汗2014/05/15

壱萬参仟縁

26
私がいま期待するのは、安倍首相の非日本人的な決断力が、人びとの期待を変えるのではないかということ(10頁)。だが、B型はマイペースが独裁を生み、人の意見に聞く耳を持たない弱点もある。流動性の罠:財政出動して赤字国債出しても、民間投資機会を奪うクラウディングアウトは発生せず。それが過剰な貯蓄に対して行き場を与える(65頁)。ハイパーインフレ:中央銀行が機能強化するので生じるのでなく、ガバナンス崩壊で起きる。破綻政府が支払いをお札印刷に依存して発生(91頁)。2015/07/29

toto99

23
中央銀行の責任は重い。“通貨を守って国民を守らない日銀”の自覚の問題だ!2015/08/01

さきん

21
2016年の現在、期待したほどの結果が出せず残念である。なによりも消費税増税と財政出動の思い切りの悪さがだらだらしたインフレ率に影響を与えている。実質賃金も非正規雇用システムが機能している限り、底につかない気がする。失業率の調査方法も変えたほうが良いかもしれない。2016/06/22

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