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内容説明
ネットで予告した犯罪を次々と実行していく“シンブンシ”。 議員の殺害予告の刻限が迫る中、警視庁サイバー犯罪対策課は遂に彼らの正体に辿り着く! 警察の必死の包囲網を潜り抜けた彼らが狙う、最後のターゲットは!? 驚愕のクライムサスペンス、完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
49
最終巻。ただ死んだ友達の為だけに。それだけの為に。もちろん社会的弱者たちへの応援や、名前の無いネット民たちへのアンチテーゼもあったのだろうが、この小さな願いの為だけに命を賭けた奥田。かつて無能と罵られた孤独な男が知力の限りを尽くした。仲間たちは全て納得した上で奥田を送り出したのだろう。映画では納得できなかったが、原作を読んで良かった部分。映画は情感たっぷりに絆が描かれていたので、両方体験出来て良かったな。巻末、吉野警部(出世した!)の「最後まで踊らせてもらおうじゃないの」というセリフに痺れた!2022/09/28
読み人知らず
21
最終巻でした。なんという最後。そうか、そうしてあげたいという一心での行動か。泣けるなあ。生きてるうちに会いたかったかー。。。優しい男でした。2015/10/05
たべもも
20
3巻通して面白かった。奥田の利得を超えた行動の真意を知った女刑事の想いに共感。ヒューマンドラマっぽく綺麗にまとめた感はちょっとあるけど、事件モノとしても面白かったです。2015/06/13
fumikaze
18
漫画「予告犯 ③」最終巻で、思わず泣いてしまった。格好つけるなよ、自分だけ死んでしまって!何なんだ!という感じ。他に何か方法は無かったのだろうか。気持ちは分からなくは無いが、やはり死んでほしくなかったな。2017/05/06
ミエル
18
まさかの1日で読破。少し前に読んだ相場英雄のガラパゴスを彷彿させる社会派で硬派な作品に出会えて満足。シンブンシたちの四面楚歌な抗戦も悲しい予感しかない展開にも、やりきれない思い。ほぼ「罪を憎んで人を憎まず」な気分なんだけど、ただ奥田はあれだけの知性があれば真っ当に生きる、現状から這い上がれる力があるんでは?現代の不条理を人情で優しく昇華させた着地は事件の動機を考えれば、計画通りハッピーエンドになるんだろうけど、若干解せない。2017/01/21